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胃がんってどんながん?

日本人男性の胃がんによる死亡数は、1995年頃を境に肺がん死亡数に追いつかれ、追い越されています。日本人女性では胃がんの死亡数は現在でもなお第一位を続けています。一方、罹患数でみてみると、胃がんはなおトップを占めており、現在も将来も最も重要な消化器疾患です。

胃がんの治療の原則は、早期の診断と早期の治療と考えられます。早期の診断には、症状のない時期に検診により胃がんを発見することが大切です。日本ではレントゲンによる胃集団検診に年間約400万人の方が受診されており、ドック健康診断400万人とあわせても12〜13%の方しか受診されていないことが問題です。胃がん検診受診者は非受診者と比べて胃がん死亡率を40〜60%減少させることがわかっており、今後も検診の一層の増加が望まれます。

一方、過去20年間のがんについての研究成果を臨床に生かすため、二次医療圏に一つの「拠点病院」を指定し、国民が日常生活圏の中で質の高いがん医療を受けることができるような体制を推進する政策が打ち出されました。倉敷中央病院は、2003年12月に「地域がん診療拠点病院」に指定され、今後、地域のみなさまに質の高いがん医療を提供するとともに、地域の医療者のみなさまに、研修会を通じて当院で行われているがん診療をご理解いただき、ともに協力してがん診療にあたるべく、病病連携、病診連携を密にする努力を重ねていきたいと思います。また、地域住民のみなさまにも現在のがん診療についてよく知っていただくよう努力する所存です。

以上、今後、地域住民のみなさまの健康をお守りすべく邁進したいと存じます。

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