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人工透析センターのご紹介

01概要


センター長 浅野 健一郎

慢性腎不全のため透析を必要とする患者さんは年々増加し、2015年末の全国集計で32万4000人を超えました。新たに透析を始める患者さんの平均年齢も男性が68.4歳、女性が71.0歳とさらに高齢化が進んでいます。その中で腎不全の原因は糖尿病が43.7%、腎硬化症が14.2%と生活習慣病や高齢化の影響が目立ちます。このような患者さんでは透析導入期に脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などの心血管病を持っていることが多く、人工透析センターでは、各専門科と緊密に連携しながら病状に即した透析導入を行っています。透析ベッド数の都合により当院で外来透析を受ける患者数には制限がありますが、至適透析を行って心血管合併症や長期透析合併症に対して予防や的確な診断・治療を心がけています。他科との協力体制によりICU・CCU・NCU・EICUにおける重症患者さんの持続血液浄化療法や、血液治療センターにおける血漿交換療法、各種吸着療法など専門的な治療も行います。

診療圏は、倉敷市および周辺地域ですが、急性あるいは合併症を有する腎不全では、岡山県全域、広島県東部、四国からも紹介があります。

腎臓内科が関与している血液浄化療法は以下の5つで、人工透析センターでは1,3,4を行います。

  1. 慢性腎不全に対する血液透析
  2. 持続携行式腹膜透析(CAPD)
  3. 急性腎不全や薬物中毒に対する透析
  4. 造影検査や手術などに関連して発生する急性腎不全に対する透析
  5. 腎臓病や薬物中毒に対する吸着療法

維持透析中の患者さんで最も透析歴の長い方は43年目を迎えておられます。透析の長期化および患者さんの高齢化とともに増加する合併症に対する治療も他科を協力して行っています。CAPDは、腎機能がある程度残っている患者さんで、一般に血液透析に先んじて選択される治療法ですが、とくに心機能が悪い患者さんや内シャント造設が困難な場合に適しています。急速進行性糸球体腎炎、血管炎、薬剤などによる急性腎不全に対しても必要な場合に血液透析を行います。造影剤検査、とくにカテーテル検査後に造影剤の残留や腎障害をきたした場合にも一時的な透析を行います。吸着療法には難治性ネフローゼに対するLDL吸着、敗血症性ショックに対するエンドトキシン吸着、急性薬物中毒に対する活性炭吸着などがあり、血液治療センターおよびICUで行います。



02診療内容

血液透析ベッドは42床で、平成29年1月末現在の透析患者さんは129名(当院での維持透析80名)。CAPD10名。平成28年の新規導入患者さんは137名(うち維持透析に移行した方は96名)、他院より手術、検査目的で紹介された維持透析患者さんは329名でした(複数回入院した人を含む)。当院の維持透析患者数は透析ベッドの制約がありほぼ一定ですが、心血管病による緊急あるいは待機入院をはじめとして、急性期基幹病院として専門的治療のために紹介される透析患者数は年々増加しています。透析管理は医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師、管理栄養士による協力体制で行われており、チームとして患者さんの生活レベルの向上、透析技術の改良、合併症への対応、栄養状態の改善などさまざまな問題に取り組み、質の高い透析医療を提供するよう努めています。


03その他

施設認定

  • 日本透析医学会専門医制度認定施設
  • 日本腎臓財団透析療法従事職員研修実習指定施設
  • 日本腎臓学会腎臓専門医制度研修施設

カンファレンスのご案内

毎週木曜日17:00の透析カンファレンスで、医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師、管理栄養士が、1週間の透析患者さんの問題点とその対策について検討しています。


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