医療従事者の方へ
採用情報 診療科・各部門の紹介 当院の取り組み
homeトップページ > 医療従事者の方へ > 消化器内科(消化管・胆・膵グループ)のご紹介

消化器内科(消化管・胆・膵グループ)のご紹介

 医師の紹介へ   診察予定表へ   消化器内科医師 募集要項

01概要


主任部長   水野 元夫

消化器内科消化管グループは、食道、胃、十二指腸、大腸の疾患を扱う管(くだ)グループと、胆道、膵臓疾患を扱う胆膵グループが協力し合って診療にあたっています。管グループでは、胃癌、大腸癌をはじめとする腫瘍性疾患、潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患を含むさまざまな疾患に加え、消化管出血などの救急疾患の診断と治療に取り組んでいます。胆膵グループも同様で、膵癌、胆のう癌、膵炎など腫瘍性、炎症性疾患とともに、胆石、閉塞性黄疸など救急疾患に対する診断と治療に力を注いでいます。平成28年の入院患者は4,131名で腫瘍性疾患では胃癌333名、大腸癌193名、膵臓癌282名、胆道癌126名、食道癌167名、大腸ポリープ662名であり、非腫瘍性疾患では胃十二指腸潰瘍130名、食道静脈瘤64名、大腸憩室出血120名、虚血性大腸炎36名、胆石症333名、急性膵炎78名、慢性膵炎54名等々となっています。消化器内視鏡検査総数は22,626件で、上部は15,313件、下部は5,816件となっています。

内視鏡を活用しての内視鏡治療の重要度は益々増加しており、当院では最新の設備と技術を駆使して高度な技術で対応しています。癌の深達度診断に極めて有用と考えられる最新式の超音波電子内視鏡システムEU-ME2と超音波ガストロビデオスコープGF-UE260AL-5を導入し、既存のミニチュアプローブと共に使用しています。また、EUS-FNA用に超音波装置EU-ME2とファイバースコープGF-UCT260を使用しています。最新式のEVIS LUCERA ELITEシステムで、NBIを中心とする特殊光による拡大内視鏡観察を行うことで、食道癌、胃癌、大腸癌は、生検を行うことなく悪性病変の診断が可能になっただけでなく、食道癌、大腸癌では深達度診断もできるようになりました。

内視鏡手術として、潰瘍出血の止血、早期食道癌、胃癌、大腸癌の粘膜下層剥離術、食道胃静脈瘤硬化療法、内視鏡的総胆管結石治療、内視鏡的減黄術、内視鏡下胃瘻増設、金属ステントによる癌性狭窄解除などを、多数の症例で行っております。安全、安心で、QOLを重視した、患者さんにやさしい治療を目指して、病院内外の連携も一層深めていきたいと考えています。


02診療内容

消化管出血に対する緊急内視鏡による診断と治療は24時間可能であり胃、十二指腸潰瘍出血に対してHSE局注、クリップ法、ヒートプローブ止血法、アルゴンプラズマ凝固止血法等の内視鏡的止血術を使用、胃潰瘍止血は96%の高い止血成功率を得ています。平成28年度の上部緊急内視鏡検査は331件でした。

H.pyloriの除菌療法 胃十二指腸潰瘍、低悪性度MALTリンパ腫、早期胃癌内視鏡治療後、ヘリコバクターピロリ感染胃炎、胃過形成性ポリープなど、さまざまなピロリ菌関連疾患に対して除菌治療を行っています。P-CABを用いた除菌レジメで高い除菌率を確保し、自費診療によるペニシリンアレルギー患者の除菌治療や、3次除菌治療にも対応しています。

早期胃癌の治療として、絶対適応病変、適応拡大病変とも、ガイドラインに沿って粘膜下層剥離術(ESD)による治療を積極的に行っています。平成28年ESD件数は167件です。胃粘膜腫瘍に対する腹腔鏡内視鏡合同手術も、外科と協力して積極的に行っています。

早期食道癌の粘膜下層剥離術による治療も行っており、平成28年は35件でした。進行食道癌については、手術が不可能な局所進行症例、手術に耐えられない症例を中心に、放射線治療科と連携して放射線治療と抗がん剤を組み合わせた治療(化学放射線療法)を行っています。

嚥下困難患者に対する経鼻チューブ栄養に代わるものとして内視鏡下胃瘻造設を行っています。30分程度で済み、患者QOLの点で有利です。平成28年治療症例数30件。

癌性食道狭窄に対して食道ステント挿入を行っています。平成28年治療症例数13件。また、術後の瘢痕狭窄、食道静脈瘤硬化療法後の食道狭窄、種々の癌性狭窄、アカラジアに対して内視鏡下バルーン拡張術を行っています。

大腸癌の内視鏡による粘膜切除術、粘膜下層剥離術(ESD)も多数行っています。平成28年度の大腸ESD件数75件、大腸粘膜切除とポリペクトミー治療数1,130件です。10mm以下の小ポリープに対しては、通電しない粘膜切除術、cold EMRを臨床研究として行っています。

小腸疾患の診断・治療は、カプセル内視鏡とダブルバルーン内視鏡検査を駆使して取り組んでおり、平成28年度の検査数はそれぞれ56件、82件でした。

腸閉塞に対しては、内視鏡によるイレウスチューブの挿入、また適応を慎重に選んで、ステント留置を行っています。

膵臓癌、胆道癌等による悪性胆道狭窄、胆石などによる良性胆道閉塞に内視鏡的減黄術として内視鏡的胆道ドレナージ術(EBD)を行っています。急性閉塞性化膿性胆管炎に対しては24時間緊急ドレナージの対応が可能です。手術不能の悪性胆道狭窄症例では、自宅療養を目指して長期の減黄効果が得られる金属ステント挿入を行っています。総胆管結石の内視鏡的治療は腹腔鏡下胆摘術の増加とともに増加しています。総胆管結石の内視鏡的治療として内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)を主に行い、必要に応じて内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)、内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術(EPLBD)を行った上で採石バルーン、バスケットを併用して行っています。慢性膵炎による膵石に対しては、内視鏡治療だけでなく、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)も行っています。平成28年治療症例数は、内視鏡的経鼻胆道ドレナージ(ENBD)59件、内視鏡的胆道ドレナージ(ERBD)257件、内視鏡的砕石術(EML)117件、内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)19件、内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術(EPLBD)107件、内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)295件、内視鏡的金属ステント挿入(EMS)78件でした。

重症急性膵炎に対して腹腔動脈、上腸間膜動脈の2ルートからの持続動注療法を行い、必要に応じて血液持続濾過透析(CHDF)の併用を行っており、28年度3例の症例の治療にあたっています。

食道静脈瘤に対して内視鏡的静脈瘤硬化療法を行っていますが、肝不全、腎不全、出血傾向を伴った症例には内視鏡的静脈瘤結紮術を行っています。

胃腎シャントを有する孤立性胃静脈瘤に対してバルーン閉塞下逆行性経静脈的閉塞療法(B-RTO)による静脈塞栓療法を行っています。またporto-systemicシャント血流の多いことが原因となる猪瀬型の肝性脳症に対してもB-RTOによる静脈塞栓療法を行っています。

平成28年の潰瘍性大腸炎の入院患者数は25名でした。難治性潰瘍性大腸炎症例には、生物学的製剤による治療や、血液治療センターの協力を得て血球成分除去療法を行っています。

平成28年の入院患者数は17名でした。クローン病に対しては成分栄養療法を中心にして、5−ASA、SASP、ステロイド、免疫抑制剤、生物学的製剤(抗ヒトTNFαモノクローナル抗体)による薬物療法を行っています。また潰瘍瘢痕狭窄による通過障害に対してバルーン拡張により非侵襲的加療を行っています。


03その他

施設認定

  • 日本内科学会認定医制度教育病院
  • 日本消化器病学会専門医制度認定施設
  • 日本消化器内視鏡学会専門医制度指導施設
  • 日本肝臓学会肝臓専門医制度認定施設
  • 日本胆道学会認定指導医制度指導施設
  • 日本超音波医学会認定超音波専門医制度研修施設

消化器内科 医師募集Webサイト

ページの先頭へ