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腎臓内科のご紹介

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01概要


主任部長   浅野 健一郎

血液浄化療法については、慢性透析として血液透析および腹膜透析(CAPD)を行っており、集中治療室における急性期重症患者さんの持続血液浄化療法や、血液治療センターにおける血漿交換療法・各種吸着療法なども他科と協力して集学的な治療を行っています。

診療圏は倉敷市および周辺地域ですが、急性あるいは合併症を有する腎疾患は岡山県全域、広島県東部、四国などからも紹介があります。



02診療内容

腎臓内科外来を受診される患者さんは平均して1日あたり43名(外来透析を含めると88名)、入院患者数は平均28名。腎生検は年間116名。血液透析ベッドは42床で、平成29年1月末現在の透析患者さんは129名(当院での維持透析80名)。CAPD10名。平成28年の新規導入患者さんは137名(うち維持透析に移行した方は96名)、他院より手術、検査目的で紹介された維持透析患者さんは329名でした(複数回入院した人を含む)。当院の維持透析患者数は透析ベッドの制約がありほぼ一定ですが、心血管病による緊急あるいは待機入院をはじめとして、急性期基幹病院として専門的治療のために紹介される透析患者数は年々増加しています。

診療内容は大きく分けて、①慢性腎臓病(CKD)、とくにメタボリックシンドローム・糖尿病などの生活習慣病に関連した腎臓病の診療、②腎炎、ネフローゼ症候群、他の全身病に関連した腎臓病の診療、③急性腎不全の診断・治療、④慢性腎不全の診断・治療、⑤血液浄化療法の5項目で、患者さんの生活状況にも配慮し、最小限の負担で必要十分な診療を行うよう努めています。

慢性腎臓病(CKD)、とくにメタボリックシンドローム・糖尿病などの生活習慣病に関連した腎臓病の診療

CKDのなかでも肥満・糖尿病・高血圧・脂質異常症など生活習慣病に伴うものは末期腎不全のみならず致死的な心血管病を発症しやすいことが知られています。蛋白尿がわかった時点で腎臓専門医により正確な診断がなされなければ、治療・管理の方針が立たず、気付かないうちに進行してしまうことがあります。当科では、経験豊富な専門医が病診連携のもとに患者さんの診断・治療・管理に関わっています。

腎炎、ネフローゼ症候群、他の全身の病気に関連した腎臓病の診療

検診で指摘された蛋白尿・血尿からネフローゼ症候群や腎機能障害をきたしている場合までさまざまな程度の病気が対象です。糸球体腎炎に限らず、全身の病気に合併した腎臓病でも腎生検を行い、正確な診断に基づいて治療を行います。腎生検入院は4日間で、習熟した医師が確実に検査を行います。診断は、病理医とカンファレンスを行って確定します。

治療は、ガイドラインを参照しながら行います。適応があればステロイド治療を行い、重症あるいは難治性の場合は免疫抑制薬やアフェレーシスを追加します。IgA腎症に対する扁桃腺摘出+ステロイドパルス療法も積極的に行っており、多くの患者さんが寛解に至っています。

急性腎不全の診断・治療

種々の原因による急性腎不全から手術や重症感染に続発する多臓器不全のような重篤な疾患まで、関連科と連携しながら治療を行います。重症の場合は持続血液浄化療法のため集中治療室管理を必要とすることもあります。

慢性腎不全の診断・治療

保存期慢性腎不全では、栄養状態と日常活動度の低下に注意しながら、残腎機能を保持して透析導入までの期間を延長すること、また心血管合併症の発症を予防することを目標に治療・管理を行っています。慢性腎不全の教育入院をされる患者さんも増えています。

透析導入となる場合は、社会的あるいは家庭生活に配慮してできるだけ負担の少ない導入を行い、円滑に維持透析に移行できるよう努めています。

血液浄化療法

急性疾患に対しては病態に応じた血液浄化療法を選択し、慢性腎不全に対しては至適透析を心がけ、心血管合併症および長期透析合併症に注意しながら管理を行っています。

  1. 急性血液浄化療法
  2. 急性腎不全をはじめ、心不全、電解質異常、重症膵炎、劇症肝炎、敗血症など様々な病気に対して血液浄化療法が行われます。重症の場合は循環器内科麻酔科救急科などとの連携により集中治療室で持続血液浄化療法を行います。

  3. 血漿交換、吸着療法
  4. 血液治療センター麻酔科との協力により、急速進行性腎炎に対する血漿交換、敗血症に対するエンドトキシン吸着、難治性ネフローゼ症候群に対するLDLアフェレーシスなどを行います。

  5. 維持血液透析療法および連続携行式腹膜透析(CAPD)
  6. 当院での外来血液透析歴の長い方は43年目を迎えておられます。高齢化と透析の長期化にともなって増加している全身合併症に対しては、各専門科の協力により治療を行い、他院の患者さんも数多く受け入れています。

    腹膜透析は入院で導入し、安定すれば月1~2回外来受診としています。入院期間が短くて導入後の経過のよいSPIED法を選択しています。

03その他

施設認定

  • 日本腎臓学会腎臓専門医制度研修施設
  • 日本透析医学会専門医制度認定施設
  • 日本腎臓財団透析療法従事職員研修実習指定施設
  • 日本急性血液浄化学会認定施設

カンファレンスのご案内

毎週木曜日17:00から透析カンファレンスで、医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師、管理栄養士が透析患者さんに関する種々の問題点とその対策について検討し、その後医師が病棟カンファレンスを行い、地域の先生方にも参加いただいています。
2か月に1回の小児科病理診断科との腎合同カンファレンスでは腎組織像を含めた検討会を行っており、近隣の専門医の先生方にも参加していただいております(水曜日19:00~)。

患者教室

腎臓病教室

隔月の土曜日に開催し、腎臓病の患者さんおよび家族を対象に、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、ソーシャルワーカーが、病気や検査、治療法、日常生活における注意点などをわかりやすく解説します。


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