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 研修体験記(ジュニアレジデント)

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小児科−ジュニアレジデント2年次 濱田 太立

2010.7.27

小児科研修は毎朝8:00のカンファレンスから始まります。と、その前に・・・。カンファの前に担当患者の簡単な回診をしておけるかどうかがその日一日の忙しさを決めるので、頑張って早起きすることが大事です。


   ▲先輩や同期の仲間と情報交換

さてさて、この朝のカンファレンスでは、前日の新規入院患者とNICU患者、ICU患者のプレゼンテーションが行われ、診断や治療方針について小児科全体で検討します。
カンファレンスが終わると、研修医はその日の各々の業務に向かいます。病棟回診、NICU患者の回診、検査処置、心臓カテーテル検査、腎生検、各種カンファレンス、外来見学などです。一番の仕事は病棟患者さんの診療です。自分の担当患者さんを診察し、その日の方針を決定し、上級医に適宜相談します。検査のオーダー、点滴の増減、抗菌薬や内服薬の投与量や投与期間、検査結果の解釈とそれに対するアセスメント、退院時期など、まだまだ自分だけでは決定できないことが沢山あるので、自分の考えをまとめた上で相談をすることになります。


   ▲検査結果について上級医に相談

さて、そんな病棟業務をこなしている間には、予期せぬ沢山の出来事が舞い込んできます。「先生、○○ちゃんの点滴が抜けました!」「先生、○○ちゃんが痙攣しています!」などの看護師さんからの報告や、「この子のことなんですけど…」といったお母さんからの相談から、「UNOしようよー!」なんて子どもからの誘いまで、本当にいろんなことが起こります。だから朝の回診は大事です。

さらに、初期研修医には日勤救急外来(9:00〜17:00)と時間外救急外来(17:00〜24:00)の当番の日が決まっていて、当番の日は上級医と一緒に小児科の救急外来の対応をすることになります。救急外来が特に忙しい日は病棟業務と両立するのはほぼ不可能で、バタバタと救急外来と往復しながら忙しい一日を過ごすことになります。このバタバタの中で、いつの間にか問診も診察も採血も血管ルート確保も身についていきます。

そんなこんなで、1日の仕事を終えるのは、遅い日では24:00ちかくになることもあります。忙しい日に頑張れるように、仕事が早く終わった日は、休養をとることが大事です。

さて、これまでは主観的に小児科研修を見てきましたが、もう少し客観的に倉敷中央病院の小児科研修の数字的なところをしめします。全てのコースで必須の研修になっています。

倉敷中央病院初期研修における小児科研修
研修期間:1〜3ヶ月(研修コースにより異なります)
病棟の担当患者:10人前後
1ヶ月での担当症例数:25〜30人(僕の場合)
救急外来の当番:一週間に1〜3回
土日祝日の日当直(9:00〜9:00の1日当番):2週間に1回程度

これだけ見ると、他の研修病院とそんなに変わらないようにも思えますが、当院の小児科研修の特徴は、非常に多くの多彩な症例を経験できるというところです。気管支喘息や肺炎などのcommon diseaseはもちろんのこと、循環器をはじめ、NICU、腎臓、血液、腫瘍、神経など、各分野の医師がいるため、他の病院ではなかなか診ることのできない疾患を数多く経験することができます。小児科の基礎を築くには十分過ぎるほどの症例が当院には集まってきます。また、後期研修医が多いのも特徴の一つです。非常に熱心で優しい先生ばかりで、初期研修医からすると、いつも身近にいて相談しやすく、いつも頼りになる存在です。

小児科をめざす人にとっても、そうでない人にとっても、当院の小児科研修は必ず将来の糧になるはずです。小児科は、忙しいなかでも子どもの笑顔に癒されながら勉強できる素敵な科です。

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