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 ジュニアレジデント日記

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脳神経外科−ジュニアレジデント2年次 黒山 貴弘

2009.11.30

2008年より外科系コースで研修中であり、現在2年目の後半にさしかかりました。
私は2009年の8月〜10月の3ヶ月間、選択期間で脳神経外科での研修をさせて頂きました。

当院は急性期病院ですので、脳卒中を含め多数の患者さんの受診・紹介・搬送があります。脳神経外科の年間入院者は約1500人を越え、手術件数も年間500件を越えています。そのため、スタッフの先生方はもとよりレジデントにも迅速な対応や正確な治療方針が求められます。「やる気」「行動力」に加え、「体力」も求められます。ジュニアレジデントとしてまわった3ヶ月の間だけでも覚えるべき事、すべき事、したい事がたくさんありました。その多忙のなかでも、患者さんのプレゼンテーションから治療方針決定に関してまで、スタッフの先生方や先輩方から熱意ある指導を受けられることは特記すべき事だと考えます。

困った時は、すぐ上に年齢の近い先輩(シニアレジデント)がおり、すぐ質問できる環境も魅力の一つです。私も最初は不安と緊張でいっぱいでした。でも、すぐ上級医の先生方に質問や確認がとれるので大いに安心できました。
手術・カンファレンスでは厳しい面もあります。しかし、緊張感をもって診療にあたるため、自分の考え方の充実や実力向上にはとても有意義だと思います。

現在、毎年2人以上の脳神経外科希望者が集まる病院はそうそうないと思います。これもひとえに見学の際に接する山形主任部長の人柄や上記の魅力があるためだと思います。
また、日常診療以外の面でも充実しています。学会発表や臨床研究の機会や、日頃のトレーニングとしてマイクロサージェリー室にて顕微鏡を用いたガーゼ縫いやラット実習も可能です。
診療科として、患者さんが全く症状を残さず退院できることは多くない科ですが、地域の病院と地域連携パスなどを利用してスムーズに回復へのリハビリなどを行う体制も充実しています。決して楽な科ではありませんが、日々学ぶことができ、やりがいのある科だと思います。
脳神経外科を目指す人だけではなくても、急性期治療において「時間」との勝負になる脳卒中科を経験することは日々の診療に非常に有力です。ぜひ一度体験してみて下さい。

最後に研修中の臨床業務を示します。

大まかな1日の流れ
  • カンファレンス前に:発表者はカンファレンスの準備、その他の人は各自の手術や病棟など仕事内容の確認
  • 毎朝8時(土曜日は8時半)から神経内科と合同で脳卒中カンファレンス開始 (新規緊急入院)
  • その後脳神経外科カンファレンス(新規緊急入院プレゼン)
  • 9時ごろより各病棟回診(日によりNCU、病棟、他科病棟を回る)。月〜土。
  • 日常診療
  • 金曜日は16時半より次週の手術カンファレンス
  • 土曜日は病棟回診後抄読会
手術日など
  • 月・水:手術日。手術はほとんどのレジデントが都合をつけて見学にいく(いろいろな人を見ることはとても有用)。
  • 火・金:カテーテル検査日。カテーテル検査も実際に見学に行くと上級医の着眼点や注意することなどが聞ける。
  • 木:基本的に手術なし。マイクロ手術の練習などが行いやすい。
当直体制など
  • 当直は2人いる。1人は病棟患者さんと頭部外傷などもみる脳神経外科当直、他院紹介など含め脳卒中救急対応の脳卒中科当直。このため相談しやすい。
  • 緊急手術の場合は、自宅待機の指導医、レジデントが1名ずつに連絡があり対応する。
  • 入院が決定した場合は手の空いている医師が入院手続きなどの手伝いもするので効率的に済ませられる。

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