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 研修体験記(ジュニアレジデント)

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精神科−ジュニアレジデント2年次 権 淳美

2008.5.21

当院では、精神科の病棟がないので精神科の病棟研修は協力施設で行われています。プログラムや希望などによって研修を受ける医療機関や期間が異なります。

私は2か月間慈圭病院の開放病棟にて研修させていただきました。倉敷中央病院とは違う点をいくつも感じましたので、それもあわせて紹介します。

慈圭病院での看護師さんの申し送りを聞いていると、今までの診療科での申し送りと重点の置き方が違う(バイタルサインなどではなく、その人がきちんと生活できているか)ことに気づかされました。また、急性期病院とは時間の流れが違うことに最初は戸惑いを感じました。しかし、診察回数が増え徐々に病棟になじんでくると、普段どのように過ごしているのか、何を楽しんでいるのか、これからについてどう考えているのか、患者さんが話してくれるようになります。統合失調症で考えや言動が全くまとまらなかった方、またうつ病で何の表情も無かった方などが、2か月目にして散歩に出られるようになったり、少しずつ笑顔を見せてくれるようになると、とても嬉しくなりました。その一方で治療が困難な患者さんや、少しの変化でも調子を崩してしまう患者さんを見ていると、人の心の「病(やまい)」の難しさを感じました。研修医として、治療薬物の調整などの精神科の治療に関わることは2か月では困難です。しかし患者さんからお話を聞き、さらに上級医の先生と話し合い、カルテなどを読むことで、その人の人生の紆余曲折が浮かびあがってきます。2か月ですが、病を抱えた人の人生にたくさん接することができたのは、今後医師として他の疾患の患者さんを理解するのに大きな助けとなってくれると思います。

日課は以下のようなものです。

  1. 朝8時半から申し送りを一緒に聞く
  2. 主治医について処方などの指示出し
  3. 病棟患者の診察(主治医の処方書きまたは自分で診察)
  4. 週に1−2回程度、初診の方の予診

また本年度から、希望者は2か月目には当院でリエゾン精神医学も勉強することができます。今後は、当院での精神科研修も拡充され、総合病院での精神科の役割について学ぶ機会が増えてゆくと聞いています。

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