呼吸器内科は肺炎や重症の呼吸不全の人が緊急で入院することも多いのですが、何といっても肺癌で入院される方が多いです。ひと言で肺癌といってもその組織型からstage、患者さんの背景に至るまで多岐にわたります。一方、血液内科は白血病と悪性リンパ腫が非常に多く、抗悪性腫瘍薬の使用方法も数多くあります。同じ1つの疾患でも様々な側面から様々なアプローチができるので、幅の広い知識と経験を得ることができます。
一方、抗悪性腫瘍薬による治療にどうしても付き物なのが感染症です。呼吸器内科はもともと肺炎などの感染症を多く扱いますが、血液内科でも感染症の予防は非常に重要です。化学療法の際には、普通の細菌感染症から真菌など、非常に数多くの感染症を常に念頭において対策を練る必要があります。もし発症してしまった場合には、病原菌の感受性を常に考えて最善の抗菌薬を選ばなくてはなりません。まさに「最善の治療法を最善のタイミングで」ということが至上命題になる、呼吸器内科と血液内科はそんな科です。
もちろん、がんや感染症ばかりが呼吸器、血液疾患ではありません。倉敷中央病院には他では見ることのないような症例も見られます。中には日本で3例ほどしか報告がない症例もあるなど、まさにこの病院は「症例の百科事典」と言える場所です。その中で「疾患の百科事典」とも言えるほど幅広く深い知識を持った先生方に指導していただくことができ、本当に勉強になります。ジュニアレジデントに対しては、さらに特別にシニアレジデントの先生が時間を割いてレクチャーしてくださるのも特徴です。ジュニアレジデント同士もさることながら、シニアレジデントやスタッフの先生とも親密なつながりがあり、お互いに色々と話して笑い合い、ともに向上していくところは他の病院ではそうないと思います。その面はカンファレンスの場においても発揮され、多くの議論が交わされその活発さに圧倒されます。血液内科ではカンファレンスにコメディカルの方も参加されるので、1人の患者さんを様々な角度から議論するので視野が広がるように思います。
一方手技の方も気管支鏡や胸腔穿刺、胸腔ドレナージ、骨髄穿刺などを最初のうちから積極的にやらせてもらい、少しは自信が出たような気がします。
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