倉敷中央病院 総合周産期母子医療センター地域がん診療連携拠点病院災害拠点病院
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 外科のご紹介

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概要

対象疾患

  • 各種消化器癌(食道、胃、大腸、肝臓、膵臓など)
  • 胆石症、胆嚢炎、虫垂炎、腸閉塞などの消化器疾患
  • 乳癌
  • 小児疾患に対する外科治療(小児外科)
  • ヘルニア、痔核など一般外科疾患
  • 特徴

    食道癌は早期の症例は内視鏡的治療、中期は根治的手術(含術前化学療法)、手術適応がないほど進行したものは化学放射線療法を行っています。

    主任部長 伊藤 雅

    内視鏡的切除の適応がない胃癌、大腸癌は標準的手術を施行しています。腹腔鏡下手術も増加してきております。適応を限って、術前化学療法も施行しています。術後補助化学療法や再発時の化学療法も積極的に施行しています。岡山県で初めて地域の医療機関と協力した地域連携パスを立ち上げ、当院と地域医療機関が協力して1人の患者さんを支えていく体制が採られています。
    肝臓癌は消化器内科と協力して集学的治療の一環としての肝切除を行っています。転移性肝癌の手術も含めて肝切除症例も増加してきました。
    膵癌は手術を含む集学的治療を行っています。膵頭部領域の大きな手術である膵頭十二指腸切除は毎年30〜40例施行しています。
    乳癌は2003年4月の乳腺専門外来開設以来、来院日中の診断を目指し、患者さんの意向を踏まえた手術治療に努めています。手術症例、化学療法症例ともに増加の一途をたどっています。
    虫垂炎、胆嚢炎などは救急疾患であることも多く、24時間365日手術可能な体制で対応しています。
    小児疾患はヘルニアからはじまって、メジャーな小児外科疾患の手術に至るまで小児外科専門医が対応しています。小児科や未熟児新生児治療室(NICU)とも提携して診療に当たっています。
    胆石症やヘルニアも多数の手術症例がありますが、癌の手術を優先させるためRS病院で主として施行しております。
    通院、入院を問わず化学療法緩和ケアを外科でも行っています。
    教育研修施設として初期研修医(ジュニアレジデント)も担当医として主治医とともに患者さんの治療にあたります。


    診療内容

    2011年度の外科手術患者総数1801名のうち主たる疾患別の手術数を示します。

    癌を中心とした悪性疾患の切除手術としては、

    食道癌 27例、
    胃癌 192例、胃GIST 5例、
    十二指腸悪性腫瘍 11例、
    大腸癌 225例、
    肝臓悪性腫瘍 44例、転移性肝癌 21例、
    胆嚢癌 12例、胆管癌 8例、
    膵臓癌 33例、膵IPMN 6例、
    乳癌 140
    の癌切除症例がありました。
    胆嚢炎や胆石症で胆摘した症例は290例、
    虫垂切除は162例、
    ヘルニアは小児症例を含め223
    に及びました。

    このように癌の手術も一般外科的あるいは救急疾患の手術も多数行っています。

    治療方針

    1. 主治医は主としてシニアレジデント(卒後3年から5年目)があたります。場合によりローテートしているジュニアレジデント(卒後1年目)も加わります。手術は主治医と指導医(医長、部長)がペアを組んで行います。治療方針の決定は主治医と指導医の話し合いの下で外科の術前術後カンファランスを通して決定されます。外科医師のみでなく、看護師、薬剤師などを含めた話し合いが必要に応じて開かれチーム医療を実践しています。食道癌や肝癌など治療が外科、内科、放射線科など多数の科にかかわる癌の治療方針については、週1回のCancer Boardで検討しています。

    2. 腹腔鏡下手術は胆摘、虫垂切除、大腸癌、胃癌などを中心に適応を選んで施行しています。

    3. 各種吻合器の使用、リガシュアー、ハーモニックスカルペル、バイオなどの使用などにより手術の標準化、手術時間の短縮に努めています。また絹糸や異物の残存を廃し、抗生物質の使用をある程度統一することなどで術後SSIの減少に努めています。

    4. 多くの疾患、手術治療にクリニカルパスを使用して術前後の治療内容、合併症の説明を行い当科の標準治療を確立しています。合併症が発症したときは全力で回復に努めています。

    5. 毎日当直体制を敷き、緊急疾患、緊急手術に24時間、365日対応しています。

    6. 胃、大腸、乳癌の患者さんに対しては、地域の医療機関と密に連携をとって地域内で癌患者さんを支えていく体制を採っています(胃癌、大腸癌治療の地域連携パスは岡山県で当院が初めて施行し、地域全体に広がっています)。

    7. 緩和ケアを要する患者さんに対しては、患者本人、家族の納得のいく医療をチームとして提供しています。

    癌手術治療成績

      胃癌

      5年生存率(2000〜2004年)
      ステージ 1年 2年 3年 4年 5年
      0(n=11) 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
      TA(n=417) 98.2 97.1 94.3 92.8 91.2
      TB(n=134) 92.3 87.5 79.2 74.0 70.3
      U(n=104) 92.1 78.2 64.7 57.3 57.3
      VA(n=71) 85.3 64.0 53.3 46.8 41.9
      VB(n=32) 64.9 38.9 26.0 26.0 26.0
      W(n=131) 43.6 26.2 19.8 19.0 19.0
      全体(n=900) 86.3 78.0 71.5 68.4 66.8
      年齢階級別患者数(胃癌)

      大腸癌

      5年生存率(2000〜2004年)
      ステージ 1年 2年 3年 4年 5年
      0(n=25) 96.0 91.6 87.3 82.7 82.7
      T(n=208) 97.6 96.6 95.5 92.2 91.6
      UA(n=133) 97.7 95.3 91.9 88.4 82.7
      UB(n=17) 76.5 70.1 63.7 63.7 57.4
      VA(n=55) 98.1 88.7 88.7 86.6 84.5
      VB(n=128) 93.6 85.5 79.7 76.3 69.3
      VC(n=47) 87.5 72.9 61.9 50.9 43.7
      W(n=91) 63.2 36.8 26.7 20.3 17.8
      全体(n=704) 91.2 83.6 79.2 75.0 71.3
      年齢階級別患者数(大腸癌)

      乳癌

      5年生存率(2000〜2004年)
      ステージ 1年 2年 3年 4年 5年
      0(n=15) 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
      T(n=172) 100.0 98.8 98.2 97.5 96.9
      UA(n=109) 100.0 98.1 96.2 95.3 95.3
      UB(n=50) 100.0 94.0 94.0 87.6 87.6
      VA(n=18) 100.0 83.3 83.3 77.4 71.4
      VB(n=12) 92.3 92.3 84.6 84.6 84.6
      VC(n=3) 66.7 66.7 66.7 66.7 66.7
      W(n=16) 62.5 56.3 43.8 31.3 31.3
      全体(n=395) 98.0 95.1 93.5 91.4 90.8
      年齢階級別患者数(乳癌)

      スタッフ数および資格

      日本外科学会外科専門医 14名
      日本外科学会外科指導医 9名
      日本消化器外科学会消化器外科専門医 5名
      日本消化器外科学会消化器外科指導医 7名
      乳癌学会認定医 2名
      日本小児外科学会専門医 1名
      部長 8名(含院長)医長 4名 副医長 1名 後期研修医(シニアレジデント) 15名

      スタッフ構成と役割

      総責任者伊藤 雅(主任部長)
      肝胆膵領域責任者朴 泰範(部長)、安近 健太郎(医長)
      消化管領域責任者、食道癌責任者河本 和幸(部長)
      腹腔鏡下大腸切除責任者鶴田 淳(部長)
      小児外科領域責任者佐野 薫(部長)
      小児外科領域責任者佐野 薫(部長)
      乳腺外科領域責任者今井 史郎(部長)

    その他

    1. 施設認定
      • 日本外科学会外科専門医制度修練施設
      • 日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設
      • 日本乳癌学会関連施設
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