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24時間稼働の検査と救急医療センター
救急疾患では、結論のでる検査をできるだけ早く施行して、治療の方針を決定する必要があります。放射線科・センターでは、救急医療センター内にCT室(現在64列CT)を配備し、24時間体制で救急患者さんにCT検査の対応を行っています。
しかし、脳卒中や一過性脳虚血発作などの脳疾患では、CTで得られる情報には限度があります。動脈瘤、動脈閉塞・狭窄や頸動脈プラークの検出はCTよりもMRが力を発揮します。
このため、脳卒中科と連携し、脳卒中を疑う患者さんでは、担当医の要請に基づき、情報量の多いMR検査をできるだけ早く施行するように体制を整えています。
MRではこの他、疾患を限定して24時間検査ができる体制を整えています。
24時間(夜間)体制の検査
- CT:救急医療センター内
- 一般撮影(CR):救急医療センター内
- MR:疾患限定
脳卒中、 精巣捻転などの急性陰嚢症、 卵巣捻転・子宮外妊娠・性器出血などの救急産婦人科疾患、 急性胆嚢炎・胆管炎、閉塞性黄疸、急性膵炎など
地域医療機関からの紹介システム
画像診断検査の紹介システム
紹介医の皆様方には、安心してご紹介いただける体制を整えています。
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検査依頼はfaxまたはインターネット検査予約にて受け付けています(インターネット検査予約には登録が必要になります)。
インターネット検査予約は下のリンクから行えます。
検査内容は、MR、CT、PET-CT、RI、マンモグラフィー、消化管(胃・小腸)透視に加え、US検査も受け付けています。
検査は1週間以内に行います。緊急の場合は当日でも可能です。
脳卒中や種々の急性疾患にも対応し、当日緊急での検査も行っています
検査画像データは要望に応じてフィルムあるいはCD-Rでお渡しします。
検査の診断結果はfax、またはe-mail(インターネット検査予約への登録必要)で、検査当日あるいは翌々日までにお送りします。 また、連絡を二重化、確実にするため、郵送でも結果を送付しています。
ご依頼いただいた検査を行い、その結果をみて即座に何らかの治療対応をしたほうがよいと判断した場合は、その場で紹介医に電話連絡の上、関係する科と連携しスピーディーな対応・処置を施します。
造影剤について:その使用基準、副作用、副作用カード
造影剤を用いる検査は臨床上必須の場合があります。しかし造影剤の副作用がおこりうることも確かです。
CTやアンギオに使うヨード造影剤の副作用頻度は約1-2%(当院データ)で、MRに使うガドリニウム造影剤では約0.3-1.0%(当院データ)です。
副作用の症状は、発疹などの軽症のものから死亡・ショックなどの重症例まであり、また、発症時期も造影剤投与直後から数時間以上経って発症するものまでさまざまです。副作用の大半は軽症ですが、副作用がおこるかどうかの完全な予見は不可能で、むしろ副作用はある一定の確率・頻度で患者さんに起こり得るものと考えられます。全国的な調査では約3%の頻度と報告されていますが、医療機関の努力により最近その頻度は低下傾向にあるようです。副作用のおこる確率の高い患者さんがいます。それは喘息やアレルギー疾患を有している場合です。
そのため、造影剤を使用する前に、造影剤問診票と同意書を患者さんに記入してもらいリスクの予測を行っています。これをもとに、検査の目的や検査から得られる情報の内容・質と、造影剤を使用することのリスクを比較し、検査現場で造影剤の使用の可否を検討します。
安全に造影剤を使用し、かつ検査を有意義なものにするために重要なことは、
- 造影剤が必要であると決定するプロセスで以下の2点をよく検討吟味すること。
造影剤を用いることによって得られる情報が、患者さんにとり有用で、かつ造影剤の副作用のリスクをはるかに上回ること。
- ある患者さんに起こった造影剤の副作用を、同一患者さんで再び経験することのないように医療提供者側と患者さん側の両者が共同で防御する。
造影剤を使用したくない、使用することに不安な方のお問い合わせは、当該科主治医や放射線科・センターにご連絡ください。
造影剤(CT、MR)を使用する場合の前準備
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1. 絶飲絶食はかえって危険, 検査前に十分な水分摂取を!
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従来、胃透視に代表される放射線検査をする場合、前準備として絶飲絶食が前提でした。しかし、造影剤を用いるCT、MR、などの検査では前準備が異なります。
是非十分に水分を摂取した状態で検査を受けてください。
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≪理 由≫
絶飲絶食をすると、脱水の状態で検査を受けることになります。 脱水状態で造影剤を注入すると、造影剤の排泄が遅くなり、腎機能に障害をおこすことがあります。とくに高齢者の方では、気づかないうちに腎機能が低下していることがあります。 このような患者さんでは、脱水状態で造影剤を注入すると、腎不全を誘発することがあります。
また、以前検査4時間前から絶飲絶食の前準備をしてCT検査を行っていた当時、季節による造影剤の副作用の出現頻度の違いがありました。夏場に多くみられました。副作用は一過性の嘔気などの軽症がほとんどでした。
このため、脱水に関係があるかもしれないということに気づき、前準備を検査前に十分な水分摂取を行うように変更しましたところ、夏場の副作用の出現頻度が低下し、夏と冬で大差がなくなりました。
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前準備 水分摂取は、説明書を用いてその必要性を説明。水分制限はしないことを指導しています。 検査当日は、検査当日受付にて水分摂取状態の確認を行い、起床後200ml以上飲用していない場合、当日水分補給後、造影検査を行います。
絶食は、嘔吐時誤嚥に伴う肺炎予防のため検査2時間前より絶食が好ましいです。 糖尿病で血糖降下剤やインシュリンを投与している患者さんには、通常どおりの血糖コントロールをして頂き、検査を食後2時間以上あけて行えるように検査の予約時間を設定します。
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2. 問診表・同意書確認
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検査を安全に行うために、造影剤の副作用の起こりやすい危険因子について問診します。また、造影剤を使用することについて、口頭あるいは説明書にて造影剤の必要性・有用性と副作用について説明したうえで同意書をいただいています。
ご家庭で記入時、不明な点は当日看護師が説明、確認させていただいています。不安なこと、疑問なことなどあればご気軽におたずねください。
なお、造影剤を使用することに同意いただけない場合は、造影剤を使用することはありません。ただし、検査目的によっては、造影剤を使用しないで検査すること自体が不合理、非合目的となる場合がありますので、そのときは十分にその旨を説明申し上げ、検査そのものをキャンセルすることもあります。ご了承ください。
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3. 前駆症状を察知して緊急事態の備え
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造影剤を使用するときには、万全の体制で検査を行います。
万一に備え造影剤注入開始後なるべく患者さんのそばで状態の把握に努める他、心電図、非間歇的自動血圧計、オキシメータ、造影剤注入圧計、テレビモニター・直視による患者反応の確認を注意深く行っています。
また、緊急カートを常備し、重篤な副作用の出現に対して万全の備えを行っています。
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4. 緊急処置準備
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リスクの高い患者さんにおいて、危険性の認知と起こりうるすべての反応に対する適切な準備を行うとともに、緊急時に使用する物品の定期的確認及び放射線科スタッフ全員による「放射線科緊急事態シミュレーション」を定期的に行い、万全の体制を整えて検査を行っています。
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