倉敷中央病院 総合周産期母子医療センター地域がん診療連携拠点病院災害拠点病院
Last Update 2010.3.8
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  KNEWS No.16−INTERVIEW

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地域の医療機関と連携して、
    患者さんの診療を行います

副院長 山形 専

倉敷中央病院は、岡山県から地域医療支援病院の承認を受けられたそうですが、これは、どんなことをする病院なのですか?

山形 以前は、病気になって病院にかかると、その病気が治るまで、その病院で治療を受けていました。しかし最近は、よりよい医療を効率的に提供するために、地域の病院や診療所が役割分担をして、患者さんを診療する、地域完結型医療が進められています。

そうした中で地域医療支援病院とは、地域の医療機関から紹介を受けた患者さんを中心に、専門的な検査や治療、手術などを行う病院のことをいいます。また、救急医療を行うことはもちろんですが、ベッドや医療機器を他の医療機関の先生方が利用できるようにしたり、地域の医療従事者の資質向上のために研修会を行います。

紹介状がないと、診察してもらえないのですか?

山形 最初に皆さんに、「かかりつけ医」を持たれることをお勧めします。かかりつけ医というのは、ご家族の日常的な診療をしてくださる身近なお医者さんのことです。気軽に受診してさまざまな健康上の相談ができますし、専門的な検査や治療、入院が必要な時は、適切な病院を紹介してくださいます。その紹介状に基づき、もう一歩深い、専門的な検査・診断・診療をするのが私どもの役割です。

当院には、昔からファンがいらっしゃって、風邪やケガ、ちょっとした体調不良の場合も受診に来られます。これまで当院を支え、信頼してくださっている方々で、ありがたいことですが、当院での検査・治療が必要な方に、分かりやすく詳しく説明し、納得して医療を受けていただくことが今後の姿と考えます。急激に、いつも必ず紹介状を、ということは難しいと理解していますが、役割分担ができるよう、地域の医療機関とは、普段からしっかり連携をしていますのでよろしくお願いいたします。

急に体調が悪くなった場合はどうすればいいのですか?

山形 理由も分からずに急に激しい頭痛がしたり、心臓が苦しくなったりすると、不安ですね。またその他の疾患につきましても、退院後や外来受診後に何か不安のある場合は、遠慮なく、直ちに当院外来または救急医療センターにお出でください。

昨年1年間に当院は、救急患者さんを約72,000人、救急車を約7,300台受け入れました。救急患者さんを責任を持って受け入れることが、市民の皆さんに対する一番の貢献ではないかと考えています。

それを聞いて安心しました。

山形 現在建設中の建物には、規模・体制とも充実した救急医療センターを造ります。また、それまでの間、対応できるよう、現在の救急医療センターも、拡張工事を始めました。

ただ、救急診療も患者さんが多く、救急が救急になっていないとお叱りを受けることがあります。救急にお出でになる場合は、そのあたりのことも、ご考慮いただければと思います。

最近は、入院してもすぐに退院するように進められますが・・・

山形 そうですね。当院での治療を必要とされ、入院を待っている方が大勢いらっしゃいます。そうした患者さんのために、当院での治療が終わられた方には、退院や転院を進めています。患者さんのご希望にそった転院先をお探ししますので、早目にご相談ください。

転院や退院をされたからといって、当院の診療が受けられなくなるというのではありません。当院での検査や治療が必要になったときは、転院先の先生や、かかりつけ医の先生が、紹介をしてくださいます。

最近は、当院と地域の先生が協力して患者さんを診療するために、地域連携パスというものを作っています。パスには患者さんの治療の過程や薬、容体などが記入されていますので、パスを通じて患者さんの治療が一環して行われるわけです。その他、パスがなくてもいろいろな方法で地域の医療機関と連携しています。

新しい医療の流れをご理解いただいて、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。


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