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 院内散歩

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●病院を見つめてきた灯りたち●

「灯火親しむ秋」。日が短くなり、涼しさの増す夕刻、乳白色や赤みを帯びたやわらかな灯りが懐かしくなります。

当院建設にあたり創設者大原孫三郎は、優秀な人材を招き、最新最高の医療施設・設備を整えるよう指示しましたが、患者さんの療養環境についても行き届いた心配りをしました。窓を大きく設け、光があふれ風の通る病室にし、建具は丸く面取りをし、淡い灰色に紫を混ぜた、落ち着いた中にも明るくやわらかさのある色にしました。「住まいのような環境」が彼の理想でした。表紙の照明器具も、創設者のそうした思いによって選ばれたものたちです。

当院では増改築を進める中にも、創設者の思いを受け継ぐために温室を残し(新しく造り直しました)、窓や階段の床材、灯りなど、昔の病院で使っていたものを、大切に再生して使っています。今回は、現代的な建物の中で、90年近くを経て一層そのやさしさを増している灯りたちを紹介します。


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