1)日本小児循環器学会専門医
指導責任者 新垣 義夫、脇 研自 (日本小児循環器学会専門医制度暫定指導医)
【研修の概要】
小児循環器専門医資格を取得するために必要な疾患分野を幅広く経験する。修了時には各々の施設において小児循環器疾患の指導的立場となれる人材を育成することを目指している。
原則として小児科専門医を取得した者を対象とする。毎年2名前後を採用する予定。在籍期間は3年間を限度とする。2008年度から開始し、現在1名が研修中である。
年間症例数: (2010年) |
心臓カテーテル検査 154件 (うち インターベンション 67件 高周波カテーテルアブレーション 4件) 新生児心疾患患者(NICU入院);53例 心エコー検査;3459件 心臓MRI検査;30件 運動負荷心電図;672件 |
【一般目標】
定められた期間内で、小児循環器疾患の適正な診断および治療管理ができることを目標とし、専門知識を習得し、臨床技能と診断技術を身につけ、治療計画を立て、患者家族への適切な指導法の基礎を習得する。
【行動目標・研修内容】
| 1年目 |
| @ |
病歴や身体所見を正確に取ることができ、胸部レ線の読影、心電図の評価ができる。 |
| A |
心エコー検査による基本的な診断ができ、心臓カテーテル検査では指導医(上級医)のもとで穿刺および基本的なカテーテル操作を見学その後実践し習得する。 |
| 2年目 |
| B |
NICUの心疾患新生児の主治医となり、診断・検査立案、術前術後管理を行う。 |
| C |
指導医(上級医)監督のもと、基本的なカテーテル操作が自分でできるようになる。 |
| D |
画像診断(MRI、MDCTなど)やその他興味のあるものの中からテーマを決め臨床研究を開始する。 |
| 3年目 |
| E |
新生児危急的心疾患や複雑心奇形の診断、治療方針を理解し計画を立て治療にあたることができる。 |
| F |
臨床研究結果をまとめ論文執筆、投稿する。 |
【その他】
一般小児科・NICUの診療にも参加し、後輩の指導を行う。
学会出張:発表することを原則とする。それ以外の出張は調整が必要。
論文発表:査読審査のある雑誌に毎年1編以上。在籍中に1編は英文で投稿することを義務とする。
【週間スケジュール】
*毎朝(月7:45〜、火-金8:00〜)新規入院カンファレンスとミーティング *火・水7:45〜 抄読会 *毎晩(月-金)17:00〜 NICU回診および申し送り
| | 朝 | 日中 | 夕 |
| 月 | 心カテ・カンファレンス | 心カテ | シネカンファレンス 夜:岡山大心外カンファ |
| 火 | NICUレントゲン・カンファレンス | 心エコー検査 午後:NICU回診 | 症例検討会、学会予行演習 |
| 水 | | 心エコー検査 | 小児腎臓カンファレンス、 周産期カンファレンス、 心エコ−カンファレンス |
| 木 | 心カテ・カンファレンス | 心カテ | 他職種カンファレンス、院内査読会 |
| 金 | 小児循環器抄読会 | 心エコー検査 | 入院中症例についての申し送り |
| 土 | 交替で外来・回診・救急業務 |
【実績】
学会活動(2010年): 学会発表 30件・講演 2 件 論文・解説など7編
【修了後の進路】
研修後の進路については、大学院への進学、多施設への移動、当院への採用など、個々で相談に応じます。
2)日本周産期・新生児医学会新生児専門医
指導責任者 渡部 晋一(日本周産期新生児学会専門医制度暫定指導医)
【研修の概要】
新生児専門医資格を取得するために必要な疾患分野を幅広く経験する。修了時には各々の施設において新生児医療の指導的立場となれる人材を育成することを目指している。
原則として小児科専門医を取得した者を対象とする。毎年2名前後を採用する予定。在籍期間は3年間を限度とする。2007年度から開始し、現在4名が研修中である。
所属は小児科であるが、NICU専属の研修である。但し、健診、予防接種、パリビスマブ外来、フォローアップ外来、在宅支援など、周産期専門医取得のために必要と思われる外来研修は行う。
小児救急、循環器、腎臓(透析)、小児神経などの研修も合わせて希望する場合は、事前に研修希望内容を知らせていただき、当院で対応可能な場合には考慮する。研修希望内容によっては当院では対応できないことがある。
| 年間症例数: |
新規入院400名前後 うち1000g未満40名前後 ECMO1〜3件、NO吸入10〜20件、脳低温療法10件 血液浄化法5件 |
【一般目標】
日本周産期・新生児医学会の認定する「新生児専門医」資格取得のための診療能力を身につける。
【行動目標・研修内容】
わが国の妊産婦、胎児及び新生児に、より高い水準の医学・医療を提供し、全人的医療を実践できる新生児専門医になるために、新生児領域における横断的な医学・医療の基盤を理解し、新生児医として求められる姿勢と適切な診療能力を身につける。以下のユニットにおける知識・技術を3年間で習得する。
- 周産期医療体制(チーム医療、地域化、母体搬送、新生児搬送、バックトランスファー)
- 母体・胎児医学(ハイリスク妊娠・分娩の識別、ハイリスク胎児)
- 健常新生児(生理と成長、発達)
- 病的新生児(病態についての理解と診断、問題対処能力の体得、フォローアップ)
- 家族指向型医療(母子相互作用および母乳保育、育児支援)
- 生命倫理
- 教育
- 研究
- アドボカシー
1年目
- 周産期チームの一員として周産期医療体制についての診療能力を身につける。具体的には地域連携の一貫として新生児・母体搬送依頼への対応。上級医師の指導のもと、新生児搬送の経験。紹介、返事、保健所との連携。バックトランスファーなど。
- 健常新生児の見方を習得するとともに、生理、成長、発達についての知識を習得する。
- 病的新生児の見方を習得するとともに、生理、成長、発達についての知識を習得する。上級医師の指導のもと、診断、治療のプロセスを学習する。
- 新生児医療における基本的な手技を習得する(採血、末梢静脈確保、腰椎穿刺など)。
- NCPR(新生児蘇生法)の技術を身につける。
2年目
- 周産期チームの一員として周産期医療体制についての診療能力を身につける。自ら新生児・母体搬送依頼への対応をし、新生児搬送を担当する。
- 上級医師の指導のもと、新生児医療におけるより高度な手技を習得する(中心静脈確保、腹腔穿刺、胸腔穿刺、ドレナージなど)
- 上級医師の指導のもと、高度先進医療(ECMO、血液浄化法、NO吸入療法など)についての診断・治療について学習する。
- 家族への説明の主たる医師となり、病的新生児の診断、治療方針について説明する。
- 周産期チームの一員として、医師、コ・メディカル、家族とのカンファレンスを主催し座長の任につく
- 院内でNCPRの実技指導を行う
3年目
- 病的新生児の診断・治療までを自ら立案・実行する
- 新生児医療に関る、基本的な手技を確実に習得する(より高度の手技も含む)
- 臨床研究を立案し、施行、学会発表、論文発表を行う。
- 英語圏での学会発表、英文による論文発表。
【その他】
後輩の指導も行う。 セミナーへの参加は有意義と思われる場合には認めるが、基本的には個人の勉強であり、セミナーは自ら参加意味があるかどうか吟味すること。また、セミナー参加回数が余りに多い場合には、主任部長により参加是非を決定する。、
学会出張:発表することを原則とする。それ以外の出張は調整が必要。
論文発表:査読審査のある雑誌に毎年1編以上。在籍中に1編は英文で投稿することを義務とする。
子育て中の女性医師については、産後一定期間の育児休暇をみとめる。また、その後の勤務時間、当直回数は相談により決める。
【週間スケジュール】
*毎朝(月7:45〜、火-金8:00〜)新規入院カンファレンスとミーティング *火・水7:45〜 抄読会 *毎晩(月-金)17:00〜 NICU回診および申し送り
| | 朝 | 日中 | 夕 |
| 月 | 心カテ・カンファレンス | 心カテ | NICU抄読会 |
| 火 | NICUレントゲン・カンファレンス | 午後:NICU部長回診 | 症例検討会、学会予行演習 |
| 水 | | | 周産期カンファレンス、 NICU退院カンファレンス |
| 木 | NICUリハビリ・カンファレンス | NICUミニレクチャー、心カテ | 他職種カンファレンス、院内査読会 |
| 金 | NICU 心理カンファレンス | | 入院中症例についての申し送り |
| 土 | 交替で外来・回診・救急業務 |
【診療以外の実績】
新生児専門医の取得 2007年2名 学会活動(2010年)学会発表・講演など52件 論文・解説など14編
【修了後の進路】
本コース修了後は必ず、日本周産期・新生児医学会新生児専門医 試験を受けること。
本人の希望に応じて、他院NICUを斡旋。 本人の希望と能力、かつ当院のスタッフ採用枠によって、スタッフに引き上げる。 もしくは、さらに上級の専門コースに採用する。
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