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 シニアレジデントカリキュラム−リハビリテーション科

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平成10年にリハ科標榜科として外来開設以来、急性期先進医療基幹病院における急性期リハとして入院期間の短縮と自宅復帰率向上を目的に@診療機能の強化、A業務の効率化、B退院先の確保、C意識改革の4項目を統合した戦略を実行してきました。平成16年にて対象患者数は3278人で3倍に増加し、在院日数は33日で1/3に減少し、復帰率は横ばいです。当科の特徴として、@症例が多彩で多くかつリスクが高いこと、A短期間で集中した効率的かつ効果的なリハ治療を行う必要があること、Bリハスタッフの科別担当制を導入していること、C呼吸理学療法士や心臓リハ指導士などの科別の専門的なリハスタッフの育成を重視していること、D地域での急性期リハの中核センタ−としての役割を持つこと、です。したがって、リハ科領域全般と科別領域の専門的な研修が可能であり、回復期、維持期の研修も可能です。専門医の育成は診療機能の強化を行う上で最重要項目です。

【概要】

主任部長 伊勢 眞樹(いせ まさき)
医師数スタッフ3人
資格等日本リハ医学会専門医2人、日本リハ医学会認定臨床医1人

年間外来患者数:3278人(整形外科:818人、脳外科:331人、神経内科:445人、外科:668人、内科:851人、小児科:165人)
一日平均外来患者数:350人(平成16年度集計)

【一般目標】

リハビリテーションの理念の理解をもとにリハ医学に関する基本的な医学知識・技術、態度を習得して幅広い臨床対応能力を養い、職業的向上心・倫理観・科学指向性、経営感覚を有して次世代の専門医を育成することができる指導医としての素養を身につけること。

【行動目標】

原則的には日本リハ医学会が提示している「教育大綱(平成15年5月)」「専門医制度卒後研修カリキュラム(平成17年4月)」に準じた研修目標の項目とレベルにて研修し、評価は年次ごとに指導責任者と研修者自らが行う。

1年目―リハ医療の必要性・安全性・有効性を理解し実践するとともに予後を予測する。

  • 脳卒中科・脳外科・整形外科疾患の初期対応や基本的技術を習得する。
  • 患者・家族との良好な信頼関係が築け有用な病歴聴取ができ社会的背景を洞察できる。
  • リハ医学の特殊性を理解して幅広い医学的知識に基づく診断・評価ができる。
  • 患者の問題点を正確かつ的確に把握でき基本的なリハ処方ができる。
  • 先輩・同僚・他科・院外医師、コメディカルスタッフ、事務職員等々と良好な信頼関係を築き、最も有効で効率的なリハ処方が提供できる。
  • 外来診察が指導のもとにできる。
  • 学会発表、論文作成ができる。

2年目―正確な診断と評価に基づく予後予測により的確なリハ処方ができる。

  • リハ医療の対象を的確に選択し予後予測に基づく標準化されたリハ処方ができる。
  • 短期間で集約かつ集中的なリハ処方により治療効果を向上できる。
  • リハ治療効果・経過や予後予測を適宜行い退院や転院の早期化に協力できる。
  • リハチームリーダとしてカンファレンスなどの運営ができる。
  • リハ治療効果を安定・持続させるための地域の医療体制に理解し協力できる。
  • 学会発表、論文作成を指導できる。
  • リハ科認定臨床医認定取得の準備をする。

3年目―急性期リハの中核センターのリハ科医師として地域リハ体制に協力でき、リハチームリーダーとしてリハセンターの運営と経営が理解できる。

  • 独力で外来診察ができる。
  • 生活者としての患者を理解できリハ医療による包括的な対応ができる。
  • 後輩医師を指導できる。
  • 自己の生涯の研修目標と研究目標を持つことができる。
  • 継続的なリハ医療の実践として地域医療機関へ協力できる。
  • リハセンターの運営と経営が理解でき問題点を探ることができる。
  • リハ科専門医取得の準備をする。

【地域医療機関での研修】

2年または3年目に回復期・維持期リハの研修のために地域医療機関への研修を行う。

【週間スケジュール】

病床は、持ってないゆえ院内・院外の外来患者の外来診療のみである。

  • 月曜日から金曜日まで午前中は外来診察室での診療、午後は院内病棟の患者の往診を行う。土曜日は午前中の外来診療を行う。
  • 火曜日の午後4時から医局カンファレンスを行う。
  • 木曜日の午前11時と午後1時30分からは、それぞれ成人と小児患者の装具診察を行う。
  • 月曜日、木曜日、金曜日は午後1名の医師がリバーサイド病院の診察に派遣され同行も可能である。

【専門医等の取得】

日本リハ学会卒後研修認定施設であり、当科のシニアレジデント研修を終了すれば専門医試験の受験資格が得られる。基本的にはシニアレジデント終了後に専門医取得を目指す。

【研修後の進路】

研修終了後は、当院スタッフとしての採用、地域医療機関への研修・採用、大学のリハ医局やリハ関連施設への研修・採用、大学院進学・留学、開業などがあり希望に対応する。

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