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外科的処置を必要とするような診断や治療の手技を、画像診断装置の補助の下に、低侵襲で行うのがインターベンショナルラジオロジー(IVRと略称されています)です。内容は多岐に渡りますが、エコー下、あるいはCT下のドレナージや生検、血管塞栓術や形成術、カテーテルやステントの挿入等がこれに相当します。
このたび倉敷中央病院では、血管造影装置とCTが一体となったIVR用の装置(IVR-CT)を導入し、3月から稼動しています。従来は、肝細胞癌の診断治療中に血管造影下CTを撮像する場合、あるいはCTガイド下に膿瘍をドレナージする場合等に、カテーテルや穿刺針を入れた清潔な状態で血管造影室や透視室とCT室を移動する必要があり、リスクや患者さまの負担、汚染、術者の負担等の問題がありましたが、これらが解消されました。
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装置の性能ですが、CTは16列の多列検出器型で、撮像時間が短縮されています。患者さまの息止め時間の短縮、血管造影下CTにおける造影剤量の低減、多時相撮影等の点で利点の多い装置となっています。迅速な3D画像作成も可能で、超選択的なカテーテル挿入の際のロードマップとして役立ちます。また、CT透視を装備しており、短時間で安全な穿刺が可能となっています。血管造影装置はフラットパネルディテクターを採用しており、広い視野と歪の少ない画像が特長です。3D血管造影や回転撮影も装備されており、こちらも複雑な血管走行の際のカテーテル挿入に有利です。
現在、主な対象は肝細胞癌の診断治療、CTガイド下の生検やドレナージ、CTガイド下の気管支鏡ですが、動注の際の潅流範囲の確認や骨折の3D撮影等にも有用です。IVR自体はこれまでも血管造影室で行ってきましたが、この装置の導入により、より安全で負担の少ないIVRが施行できると考えられます。
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