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このたび倉敷中央病院では、64列CTを新規に導入し、10月より稼動しています。64列CTの最大の特徴は、解像度の高い画像を広範囲かつ高速に撮影できることで、特に循環器領域では、現在広く普及している16列CTよりもはるかに有用性が高いといえます。
近年の最新鋭のCTでは、脳血管・大動脈・下肢動脈のみでなく、心臓の栄養血管である冠状動脈の画像化が可能となっています。冠状動脈の病変は狭心症・心筋梗塞の原因であり、その診断は非常に重要です。特に冠動脈CT血管造影は64列CTの導入により、16列CTでは30秒程度であった呼吸停止時間が8秒程度にまで短縮し、さらに空間解像度の向上により、信頼性の高い血管狭窄の評価が可能となっています。
当院導入のCTは、心拍数の変動や不整脈に対応する撮像法を備えており、多くの患者さまに安定した冠動脈画像を恒常的に提供できます。CTでは血管病変の評価に造影剤の静脈注入が不可欠ですが、その使用量も少なくなっています。また表だった特長ではありませんが、それぞれの患者さまの体格・撮像部位・検査目的に応じて必要最小限のX線量となるようにコンピュータによる制御がより精密となっていますので、患者さまには安心してお受けいただけると思います。
このように有用性が高い最新64列CTですが、各診療科・主治医や地域医療機関と連携の下に、臨床上必要な患者さまに適応を考慮して行ってまいります。皆さま方には、この最新64列CTを最大限活用していただけますように、スタッフ一同心からお待ち申し上げます。
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冠状動脈画像(正常) |

64列CT撮影装置
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