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  女性泌尿器外来を開設しました

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女性泌尿器外来を開設しました。電話相談もできます。

40〜50歳以降の女性の中には、尿失禁や性器脱で悩んでおられる方がたくさんおられます。これらの病気は、骨盤内臓器(子宮・膣、膀胱・尿道、直腸)を支えている骨盤底の組織(筋肉や靭帯など)が弱くなってゆるんでしまうことが原因で起こります。当院では、これら女性特有の病気を専門的に診断・治療するための「女性泌尿器外来」を開設しました。診療を担当するのは泌尿器科医ですが、泌尿器科受診をためらわれる女性も多いことから、婦人科外来診察室で診療させていただきます。歳のせい、恥かしいといった理由で独り悩まずに、是非「女性泌尿器外来」を受診してみて下さい。診察日時は火曜日と金曜日の14時〜16時です(受診および予約の方法はこちら)。

また、受診する前にまず電話で相談してみたいという方のために、女性泌尿器外来の診察時間に合わせて電話相談窓口も設けましたので、お気軽にご利用下さい。

■山陽新聞の掲載記事

電話相談窓口

受付時間: 水曜日の14時〜16時(平日のみ)
電話番号: 086-422-6038(直通)受診予約用ではありません
ご利用の手順
  1. 当院の看護師が電話で対応させていただきます。
  2. 状態を系統的に把握するため、こちらの問診票に沿って質問させていただきますので、電話をかける前に、印刷してご自分で記入しておいていただけると助かります。
  3. 症状や悩みの内容を看護師がお聞きした上で、必要に応じて担当泌尿器科医師と相談し、適切に対応させていただきます。医師の診察が必要で、通院可能な地域にお住まいの方は、当外来の受診予約もさせていただきます。

診療内容(詳細はこちらへ)

女性泌尿器外来では、尿失禁、性器脱、頻尿症候群、慢性骨盤痛/膀胱痛症候群(間質性膀胱炎)などの診療を専門的に行います。これらは命にかかわる疾患ではありませんが、生活の質(QOL)に大きな影響を与えます。適切な治療を行うことによって快適な日常生活を取り戻すことができます。対象となる疾患について簡単に述べます。

  1. 尿失禁(尿もれ)
  2. 尿もれは中年女性の4〜5人に1人が経験していますが、病院で治療を受けておられる方は少数です。尿失禁は歳のせいではなく、治療できる「病気」であるという認識が大切です。腹圧性尿失禁に対しては、軽症であれば骨盤底筋体操指導、中等症以上であれば尿失禁防止手術(TOT手術:詳細はこちらへ)を行っています。急に強い尿意を伴って我慢できずに尿がもれるのは切迫性尿失禁といい、多くは頻尿症候群(下記)を伴っています。切迫性尿失禁に対しては薬(抗コリン剤)が良く効きます。
  3. 性器脱
  4. 性器脱には膀胱脱(膀胱瘤)、子宮脱、膣脱、直腸脱(直腸瘤)があります。出産や加齢で骨盤底がゆるむために、膣から子宮が出てきたり、膣の壁と一緒に膀胱や直腸が下がってきたりする状態です。陰部(膣のあたり)に何かものが触れたり出てきたりする(特に歩行時や排便時など腹圧がかかったとき)、そのため下垂感、不快感(重苦しさ、圧迫感など)がある場合が多く、しばしば尿が出にくい、尿がもれる、排便しにくいなどの症状も伴います。軽症な場合を除いては根治的手術がまず勧められます。当科ではメッシュを用いた外科的整復術を積極的に行っています(詳細はこちらへ)。入院期間は1週間以内です。
  5. 頻尿症候群(トイレが近い)
  6. 頻尿の多くは、膀胱へ行く神経が働きすぎる、あるいは膀胱排尿筋(おしっこを出す筋肉)の不規則な収縮により起こる過活動膀胱が原因です。中年以降の日本人女性の約10%が当てはまりますが、やはり社会的理由で多くの方が治療せず放置しています。治療は抗コリン剤という薬で膀胱が勝手に収縮するのを抑制します。たくさん水分摂取をするために頻尿になる方は可能であれば水分摂取を減らしていただきます。
  7. 慢性骨盤痛/膀胱痛症候群(間質性膀胱炎)
  8. 数年前まで本邦では非常に珍しい病気であり、よくわからないものと考えられてきました。膀胱炎のような症状があるものの、良くなったり悪くなったりして、病院にかかっても尿検査が正常だからといった理由で異常なしとされることが多かったのです。しかし最近の考え方では決して珍しい疾患ではないとされています。膀胱炎がすっきり治らない、膀胱痛があり排尿するとすっきりする、自分では排尿に異常があると思っているものの病院にかかると検査は正常と言われるといったケースではこの病気の可能性を考える必要があります。診断は症状スコアをつけていただいた上で、治療を兼ねて膀胱水圧拡張術(麻酔下の膀胱鏡検査)を行い、点状出血など特徴的な内視鏡所見があるかを確認します。悪性疾患を除外するために膀胱粘膜の一部を採取して調べます。その後の治療は経過に合わせて行動療法(生活指導)・薬物療法を行っていきます。
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