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形成外科のご紹介

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01概要


主任部長   青木  久尚

形成外科は身体外表および顔面、また外傷、病気などによって生じた組織欠損を再建する外科です。部位の特性から機能的再建はもちろんですが、整容面にも最大限の配慮を行って治療を行っております。取り扱う疾患としては、顔面外傷・顔面骨骨折などの顔面外傷、唇裂・口蓋裂・小耳症・副耳などの顔面先天性異常、多指症・合指症などの手・足の先天性異常、皮膚の良性および悪性腫瘍・瘢痕(傷あと)などの皮膚外科、熱傷、皮膚潰瘍などのほか、顎変形症、臍突出(でべそ)、他科での切除手術による組織欠損再建、あざのレーザー治療など多岐にわたっております。下肢静脈瘤についても当科で診療を担当しております。


02診療内容


患者数(2015年)
外来平均患者数
44人/日
入院平均患者数
10人/日
入院平均日数
8.7日


手術件数(2015年) (形成外科学会報告基準、手術センター以外も含む)
入院手術
440件
外来手術
1,220件


形成外科疾患別入院患者数(2015年)
眼瞼の障害(先天性、後天性)
51
皮膚の慢性潰瘍・四肢壊疽
48
皮膚の悪性新生物
38
顔面骨の骨折
32
皮膚及び皮下組織の障害(瘢痕、外傷等)
31
皮膚の良性新生物
30
血管腫
26
軟部組織良性腫瘍(脈管系を除く)
23
骨髄炎(肋骨、足関節及び足)
13
口蓋裂及び唇裂
11
耳、顔面及び頚の先天異常
11
熱傷
11
下肢の静脈瘤
8
異所性蒙古斑
8
四肢の先天異常
7
皮膚感染症
6
リンパ系疾患
5
骨折プレート及びその他の内固定器具の除去
5
腋臭症
3
臍ヘルニア
2
瘢痕性脱毛症
2


形成外科術式別入院手術数(2015年)
(他科入院の共同手術は含まず)
皮膚、皮下組織腫瘍切除術
60
皮膚、皮下組織悪性腫瘍切除術
34
足趾切断術
28
眼瞼下垂修復術(眼瞼挙筋短縮術による)
24
血管腫パルス色素レーザー療法
21
創又は感染組織デブリードマン
20
遊離植皮術(手以外)
20
鼻骨骨折非観血的整復術
16
眼瞼内反修復術
11
皮膚ルビーレーザー療法
10
開放創縫合(皮膚移植を伴わない)
9
眼瞼皮膚切除術
8
眼瞼下垂修復術(筋膜移植による)
7
下腿切断術
7
大腿切断術
7
口蓋形成術(口蓋裂)
6
瘢痕拘縮形成術(顔面以外)
6
頬骨骨折観血的整復術
5
副耳切除術
5
顔面骨内固定具除去術
5
腋臭症手術(皮弁法)
4
下顎骨骨折観血的整復術 (顎間固定術を含む)
4
下肢静脈瘤結紮・抜去術(Stripping)
4
有茎皮弁(皮膚再建)術
3
ケロイド切除術
3
唇裂初回手術
3
耳介形成術
3
多指症手術(骨・腱を含む)
3
毛巣瘻摘除術
3
下肢静脈(大小伏在静脈)結紮術
3
リンパ節生検
3
腐骨摘出術(足根骨・中足骨)
3
血管腫摘出術
3


熱傷

軟膏による保存的療法を行うとともに、深度の深い熱傷や広範囲の熱傷に対し植皮術を中心とした手術を行います。手の熱傷ではより良い機能回復のため早期に手術を行います。救命救急センター集中医療センターとの協力のもと、広範囲熱傷についても受け入れを行っております。


顔面骨骨折および顔面軟部組織損傷

外傷による創の縫合処置から、鼻骨骨折、下顎骨骨折、頬骨骨折などの顔面骨骨折整復まで顔面外傷全般について当科を中心として診療を行っております。上顎骨折、下顎骨折、多発骨折など歯牙の咬合に関連する場合には歯科と協力して、眼窩骨折、多発骨折など視機能と関連する場合には眼科と、多発外傷の場合には関連各科とともに診療にあたっております。


唇裂・口蓋裂

唇裂初回手術から、口蓋形成手術、骨移植による顎裂形成手術、鼻形成術など、生下時より、成人しての最終的な治療まで対応しております。口蓋裂の場合には生後まもなくより当院矯正歯科と協力して口蓋床の装着や、顎裂治療をすすめていき、場合によっては上顎骨、下顎骨の骨切り手術を行う場合もあります。言語治療については近隣の医療機関を受診していただく場合もあります。


手・足の先天異常および外傷

当科では主に先天性の多指(趾)症、合指(趾)症を診療しております。その他、表面的な外傷や瘢痕拘縮、爪周囲の問題も診ておりますが、腱、骨に損傷が及ぶような場合には整形外科を受診していただきます。


その他の先天異常

副耳、小耳症、耳瘻孔などの耳介周囲や、先天性眼瞼下垂症などの顔面の先天異常、臍突出、陥没乳頭、など躯幹表面の先天異常の診療を行っております。


母斑、血管腫、良性腫瘍

小さい腫瘍の場合には、ほとんどが外来手術で切除・縫縮術を行っております。皮下深部にある脂肪腫や、乳幼児の場合には短期間の入院局所麻酔手術、あるいは入院全身麻酔手術を行います。母斑の内、外科的切除を行うのは色素性母斑(いわゆる黒あざ)が主で、他の扁平母斑(茶あざ)、異所性蒙古斑・太田母斑(青あざ)、単純性血管腫(赤あざ)は第一にレーザー治療を行います。


悪性腫瘍およびその再建

扁平上皮癌・基底細胞癌・悪性黒色腫などの皮膚悪性腫瘍では確実に病変部を切除し、その欠損部を皮弁術や植皮術で再建することを行っております。場合によってはリンパ節廓清、放射線療法、化学療法を行う場合もあります。その他頭頸部癌をはじめとした他科での悪性腫瘍切除後の欠損に対する、整容的、機能的再建にも積極的に取り組んでおります。


瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド

ケロイドについてはステロイドの外用や局所注射を行い、改善が得られることもあります。手術療法の場合は術後に電子線照射(当院放射線科にて施行)を行うことが基本となります。肥厚性瘢痕、瘢痕拘縮についてはスポンジやサポーターを用いての圧迫で改善することもありますが、手術療法も行っております。


褥瘡、皮膚潰瘍

基本的には、まずは軟膏療法での治療を開始します。各種皮弁術や植皮術を行うこともありますが、褥瘡、皮膚潰瘍についてはその病態が複雑なものも多く、単純に手術で創を閉鎖すれば治療を終了できるというものではありません。褥瘡の場合には日常の生活習慣の改善や寝具、装具の見直しが必要になる場合が多く、そうしなければ一旦治癒しても簡単に再発を起こしてしまいます。皮膚潰瘍の原因に内科的疾患が基礎にある場合にはその治療が最優先されます。下肢の壊疽など、局所の血流が低下している場合には循環器内科心臓血管外科でそれに対する治療を要する場合もあります。それもかなわない場合にはやむを得ず切断を行うことになりますが、当科では大腿の膝上切断まで対応しております(股離断を要する場合は整形外科の担当になります)。

老人性眼瞼下垂

手術法としては挙筋短縮(前転)法を基本とし、余剰皮膚の切除も行い上眼瞼の挙上を行います。片側の場合は通院による手術も可能ですが、両側の場合は眼瞼腫脹のため通院が困難になる可能性もあり、腫脹の経過が判明するまでの2、3日の入院をおすすめしております。今後とも高齢化社会で増加してくる疾患と考えています。


下肢静脈瘤

弾性ストッキングによる保存的治療も行いますが、外科的治療の適応がある場合には、硬化療法、ストリッピング手術を行います。最新治療として高周波アブレーションカテーテルを用いた血管内焼灼術も導入しております。


その他の手術

腋臭症手術(皮弁法)は保険診療で対応しております。両側の場合は入院手術を基本としております。


レーザー治療

単純性血管腫、莓状血管腫(以上Vビーム)、扁平母斑、太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性異物沈着症(以上ルビーレーザー)に対してレーザー治療を行っております。小児で広範囲の場合には入院全身麻酔下で行うこともあります。



03その他

施設認定

  • 日本形成外科学会認定医研修施設

特殊な医療器械

  • レーザー装置(Vビーム、ルビーレーザー)
  • エンドヴィーナス クロージャー システム(下肢静脈瘤血管内高周波治療)

 

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