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緩和ケア科のご紹介

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01概要

緩和ケア科 主任部長 佐野 薫
主任部長   佐野 薫

平成26年4月に新しく緩和ケア科が設立され、緩和ケア病棟での診療および緩和ケアチームとしての診療にあたっております。

緩和ケアというと、一般の方々にはまだ「がんの終末期医療」と思われている傾向があります。しかし、緩和ケアとは「疾患の早期から、痛みや身体的問題・心理社会的問題・スピリチュアルな問題に関して的確な評価を行ない、それが障害とならないように予防したり対処すること」であり、「がん患者さんとそのご家族にたいして、診断のついた早期から全人的なケアとしての緩和ケアを提供し、そのケアがその後の治療や在宅医療、終末期医療などさまざまな場面において切れ目なく継続されることにより、可能な限り質の高い療養生活を送れるようにする」ことをわれわれ緩和ケア科の方針としています。


02診療内容


緩和ケア病棟

当院の緩和ケア病棟は平成25年1月に開設されました。14床(無料個室7室、有料個室7室)で運営しており、緩和ケア病棟への入院は現時点では当院入院中の患者さんのみに限定しております。入院対象は、基本的には根治を目的としたあるいは延命のための治療が困難となったがん患者さんですが、急性期病院という使命上、がんの治療中であっても苦痛症状が強く緩和ケアを重点的に必要とする患者さんについては一旦がん治療を休止して緩和ケア病棟でケアすることもあります。また症状緩和が得られた患者さんは在宅療養に移行される方もおられます。

緩和ケア病棟では緩和ケア科医師と診療科主治医が連携し、看護師・看護アシスタント・作業療法士・臨床心理士・管理栄養士・薬剤師などと共にチームとしてケアにあたり、患者さんとご家族がすこしでも苦痛なく自分の家で過ごすような穏やかな日々が送れるよう努めています。


緩和ケアチーム診療

院内には診断や治療のために入院しておられるがん患者さんが多数おられます。そういった患者さんは多かれ少なかれいろいろな苦痛や問題を持っておられますが、医療者がその苦痛のすべてを察知することはまだまだ容易ではありませんし、またその苦痛に対する対応にはいろいろな課題があります。

私たちは、緩和ケア科医師・チーム専任精神科医師・チーム専任看護師・チーム専任薬剤師からなる緩和ケア専従チームを構成して、毎日一般病棟を巡回し病棟スタッフから個々のケースの症状緩和についてコンサルテーションを受けたり、あるいは主治医から依頼を受けた場合には直接患者さんの症状緩和診療を行ったりしています。


緩和ケア外来

各診療科からの症状緩和についてのコンサルテーションや、緩和ケア病棟を退院された患者さんの外来診療などを行っております。現在、新規の患者さんは院内紹介の患者さんのみを対象としています。地域の医療機関からの紹介は各疾患の専門診療科を通しておこなっていただくシステムとしています。


今後の課題

高齢化社会を迎え、がん患者さんが増加し緩和ケアのニーズはこれからも一層増えていきます。
院内の課題としては、一般病棟に入院中のがん患者さんの苦痛の評価がまだ不十分とおもわれることが挙げられます。緩和ケアチーム診療をさらに充実させ苦痛の緩和に努める必要があります。患者さんの除痛率の向上や院内麻薬使用量の推移がその指標となると考えています。
緩和ケア病棟のニーズも今後さらに高まっていくと考えます。これは院内の問題だけでなく地域の問題としてとらえる必要があります。緩和ケア病棟への入院を希望される患者さんのニーズにできる限りお答えできるよう体制の構築に努めたいと思います。

地域がん診療連携拠点病院として、地域の医療機関との双方向の連携がより充実したものになるよう努めていきます。


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