臨床検査技術部

カテ生理検査

2010年1月よりカテーテル室に生理検査室を併設し、現在は3室となりCardio – Vascular lab(心血管検査室)としての役割を担っています。

  1. カテーテル室に来られた患者さんの術前術後の心電図および心エコーなどの生理機能検査。
  2. 血管のスクリーニング、末梢血管治療前後および治療中の血管エコー、治療後のフォローアップ検査

我々は、より安全で安心してカテーテル検査および治療を受けていただくために、心臓のみならず血管はすべて一つの臓器と考え、臨床に一番近い検査室としての業務に取り組んでいます。

当検査室の特徴

  • 心エコー、血管エコー、ABI (CAVI)、SPPなどの生理検査を検査室の移動することなくすべて同じ部屋で検査できます。
  • カテーテル室併設のため医師とリアルタイムに患者さんの情報が共有できます。
  • カテーテル室で行うことにより患者さんの病態がリアルタイムに把握され、より安全で効率の良い検査および治療が行えるようになります。

1. 心エコー

心臓カテーテル検査、治療を受けられる患者さんに虚血を中心とした評価を行い、心臓の壁運動の状態や血行動態をみています。また救急対応も行い術中の緊急時にも対応し評価を行っています。

2. 血管エコー

下肢動脈、腎動脈、腹部大動脈瘤ステント治療(EVAR)後、下肢深部静脈、下肢表在静脈、シャント、穿刺部、その他血管を中心に行っています。特に下肢動脈ではスクリーニングから術前、術中、術後の評価を行っています。全ての血管をエコーで見ることにより末梢血管疾患の早期発見に努めています。また、治療中のエコーガイドにも携わっています。

3. ABI(CAVI:Cardio Ankle Vascular Index):血圧脈波検査

動脈硬化に有用な検査です。脈波の伝達時間、足首・上腕の血圧比を計測し、CAVI(Cardio Ankle Vascular Index)値,ABI(Ankle Brachial Pressure Index)値を求める検査で,動脈の硬さや詰まりを反映する指標とされています。動脈硬化の早期発見から治療の経過観察に役立ちます。

4. SPP (skin perfusion pressure):皮膚還流圧

測定部位にレーザーセンサをあててカフ圧を上げ皮膚還流を遮断し、次にカフ圧を下げ血流が再び還流し始めたときの圧を計測します。皮膚下1.5mm以内の微小血管の血流を測定しています。末梢の微小血管の評価に役立ちます。