C3 略 称 C3
担当検査室 生化学( TEL:2494,2495 ) 至急指定 不可
時間外 なし
結果報告時間(普通) 2~4時間 結果報告時間(至急) 90分
検査目的 血清または血漿中補体蛋白C3の測定
臨床的意義 補体は局所における産生も報告されているが、主に肝臓で産生される急性期相反応物質であり、感染症をはじめとした多くの炎症性疾患で産生が亢進しCH50(C3、C4も)は高値を示す。したがって、不明熱患者のように診断未確定で炎症性疾患が疑われるときに、まずCH50の上昇を予測して確認のために測定すべきである。また腎疾患あるいは膠原病・アレルギー疾患などで、特に免疫複合体の関与が疑われたときには、CH50の低下がみられれば診断がある程度絞り込めるために測定する。さらに反復する感染症などで免疫不全が疑われたときに補体欠損症を鑑別するためにCH50を測定する。
異常値所見 高値:急性相反応物質として増加(慢性関節リウマチ,リウマチ熱,ベーチェット病,悪性腫瘍)
低値:先天性欠損症,後天性の産生低下(肝障害),血中免疫複合体に結合し減少,SLE,自己免疫性溶血性貧血,糸球体腎炎,体外漏出
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 茶栓分離剤入り採血管
サンプルの種類 血清、血漿、その他
*その他穿刺液等の測定値は参考値とする。

サンプリング量;300μL
その他情報 検査法履歴
1996/09/07~2003/02/28
免疫比ろう法(BNⅡ)
63.0~155.0mg/dL
 n=56
 r=0.972
 y=1.172x+0.327
     (x:BN2 y:BNA)
1998/04/04~
液状キャリブレ-タ1986/12/15~1996/09/06
免疫比ろう法(BNA)
10.0~33.0mg/dL
 n=50
 r=0.989
 y=1.010x+1.03
     (x:BNL y:BNA)
1984/11/01~1986/12/14
免疫比ろう法(BNL)
 臨床参考値:52~104mg/dL
~1984/10/31
免疫比ろう法(BNL)
 臨床参考値:50~90mg/dL
 

検査法(最新) 免疫比濁法(LABOSPECT006) 2017/03/01 ~ 現 在
臨床参考値(最新) 73~138mg/dL
 n=54
 r=0.9995
 y=0.975x+0.477
     (x:日立7170 y:LABOSPECT006)
検査法(前回) 免疫比濁法(H7170) 2016/10/01 ~ 2017/02/28
臨床参考値(前回) 2016/10/01より共用基準範囲に変更
73~138mg/dL
検査法(前々回) 免疫比濁法(H7170) 2003/03/01 ~ 2016/09/30
臨床参考値(前々回) 63.0~155.0mg/dL
 n=80
 r=0.982
 y=1.083x-0.123
     (x:BN2 y:日立7170)
以前はその他を参照




MegaOak基準値マスタ一覧

世代 開始日 終了日 開始年齢 終了年齢 基準日(男) 基準日(女)
0 2016/10/01 9999/12/31     73-138 73-138
1 1997/09/04 2016/09/30     63.0-155.0 63.0-155.0
2 1996/09/07 1997/09/03     86.0-160.0 86.0-160.0
3 1984/01/01 1996/09/06     44.0-85.0 44.0-85.0
4 1982/12/30 1983/12/31     50-90 50-90
5 1900/01/01 1982/12/29     50-90 50-90