トランスフェリン |
略 称 |
トランスフエリン |
担当検査室 |
生化学( TEL:2494,2495 ) |
至急指定 |
不可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
2~4時間 |
結果報告時間(至急) |
90分 |
検査目的 |
血清、血漿中トランスフェリンの測定 |
臨床的意義 |
トランスフェリンは679個のアミノ酸からなる分子量76.5kDaの糖蛋白で、βグロブリン分画の主な成分である。主に肝臓で産生され、鉄輸送に関わる。血清中の鉄の99%以上はトランスフェリンと結合している。トランスフェリンの1分子はFe3+ 2原子と結合しうる。すなわち、1mgのトランスフェリンは1.3μgの鉄と結合する。正常ではトランスフェリンの約3分の1が鉄と結合しているから、さらに血清鉄濃度の2倍量と結合しうる能力(不飽和鉄結合能;UIBC)がある。 |
異常値所見 |
高値:鉄欠乏性貧血、妊娠
低値:炎症、肝障害、ネフローゼ症候群 |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
サンプルの種類 |
血清、血漿、その他
*その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
サンプリング量;300μL |
測定に及ぼす諸因子 |
女性は月経により鉄欠乏状態になりやすいため男性より高値を示す。
また妊娠、特に中期~後期は鉄欠乏状態になりやすいため高値を示す傾向がある。 |
その他情報 |
検査法履歴
1986/12/15~1996/09/06
免疫比ろう法(BNA)
232~461mg/dL
n=50
r=0.988
y=0.955x+146.9
(x:BNL y:BNA)
1984/11/01~1986/12/14
免疫比ろう法(BNL)
臨床参考値:232~461mg/dL
~1984/10/31
免疫比ろう法(BNL)
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