ヒト癌胎児性フィブロネクチン(fFN) |
略 称 |
フィブロネクチン |
担当検査室 |
生化学( TEL:2494,2495 ) |
至急指定 |
可 |
時間外 |
あり |
結果報告時間(普通) |
30分 |
結果報告時間(至急) |
30分 |
検査目的 |
頸管膣分泌液中のヒト癌胎児性フィブロネクチンの検出 |
臨床的意義 |
ヒト癌胎児性フィブロネクチン(fFN) は、絨毛膜で産生される胎児蛋白由来の糖蛋白で、胎盤・卵膜と脱落膜との接着に働き、母体血中や羊水中にも高濃度で認められる。妊娠22 週以降の正常妊婦の腟分泌物中には検出されないが、炎症や物理的要因による卵膜の損傷や脆弱化、子宮収縮があるときに腟分泌液中で検出される。 |
異常値所見 |
炎症や物理的要因による卵膜の損傷や脆弱化、子宮収縮があるとき |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
専用綿棒入り容器 |
サンプルの種類 |
子宮頸管擦過物、腟分泌物 |
測定日情報 |
毎日 |
患者準備,採取・提出上の注意 |
付属の綿棒を後腟円蓋に挿入し約10秒間まわして分泌液を吸収させ検体抽出液の中で綿棒を5回程度まわす。撹拌後、綿棒を容器から引き抜き、容器に検体濾過フィルターを取り付け、検体保存チューブに濾過液を滴下したものを提出する。 |
検査上の注意 |
検体採取は膣洗浄の前に行う。 |
測定に及ぼす諸因子 |
検体中に0.1%以上の血液混入が認められる場合、正確な結果が得られない可能性がある。
検体中に精液が混入しているときは、その検体は使用しない。 |
検体保存情報 |
抽出した試料の保存安定性は4℃で3日間、-30℃で1ヵ月間、-80℃で6ヵ月間。 |