サイログロブリン(Tg) |
略 称 |
Tg |
担当検査室 |
生化学( TEL:2494,2495 ) |
至急指定 |
不可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
1~2日 |
結果報告時間(至急) |
- |
検査目的 |
血清又は血漿中のサイログロブリン(Tg)の測定。 |
臨床的意義 |
サイログロブリンは甲状腺濾胞内のみで合成される糖蛋白で、甲状腺濾胞内コロイドの主成分となる。
血中Tg測定の最も重要な意義は甲状腺癌術後経過観察にある。
甲状腺分化癌(乳頭癌、濾胞癌)で甲状腺全摘(あるいは準全摘)を施行された患者に限り、血中Tgは腫瘍の残存・転移を評価する上で極めて有用な指標となる。
甲状腺癌の術後管理におけるTg値は絶対値のみならず、値の変動も重要であり、4~6カ月毎に測定し漸増してくる場合は要注意となる。
また、破壊性甲状腺炎の診断および活動性評価にも用いられる。 |
異常値所見 |
高値:バセドウ病、甲状腺分化癌、亜急性甲状腺炎、良性甲状腺結節、無痛性甲状腺炎
低値:甲状腺全摘、先天性サイログロブリン合成障害 |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
サンプルの種類 |
血清または血漿(ヘパリン、EDTA)
*その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
必要量:350μL |
測定日情報 |
毎日測定 |