インタクトPTH |
略 称 |
PTH |
担当検査室 |
生化学( TEL:2494,2495 ) |
至急指定 |
可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
1~2日 |
結果報告時間(至急) |
120分 |
検査目的 |
血清又は血漿中の副甲状腺ホルモン(インタクトPTH)測定 |
臨床的意義 |
PTHは84個のアミノ酸からなるペプチドホルモンであり、血清Ca濃度の変化に鋭敏に反応し血清Ca濃度の調節においてきわめて重要な役割を担っている。
したがってPTHの測定はCa代謝異常症の診断に極めて有用である。 |
異常値所見 |
高値:原発性副甲状腺機能亢進症、偽性副甲状腺機能低下症、続発性副甲状腺機能亢進症(慢性腎不全、ビタミンD欠乏症など)
低値:副甲状腺機能低下症(特発性、術後性、低Mg血症に伴うもの)、原発性副甲状腺機能亢進症以外の高Ca血症(悪性腫瘍に伴う高Ca血症、ビタミンD作用過剰症など) |
保険情報 |
適用あり |
採取容器名 |
オレンジ栓EDTA2Na入り採血管 |
サンプルの種類 |
血清または血漿(EDTA)
*その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
オレンジ栓採血管の白線(2mL)まで採血
※ただし小児(紫栓マイクロティナー)は0.5mLでもよい |
測定日情報 |
毎日 |
患者準備,採取・提出上の注意 |
溶血していた場合、必要に応じて再採血の依頼をする
凝固していた場合、必要に応じて再採血の依頼をする |
検査上の注意 |
・個人差により、溶血の影響を受ける可能性あり。 ・早朝空腹時が望ましい。 |
その他情報 |
・食事によるCa摂取の影響がある ・夜間睡眠時に上昇する日内変動がある。 ・激しい運動で上昇する。
・2014.01.04より採血管変更(EDTA-2Na:長紫5mL管からオレンジ2mL管に変更)
|