抗ストレプトリジンO |
略 称 |
ASO |
担当検査室 |
生化学( TEL:2494,2495 ) |
至急指定 |
不可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
2~4時間 |
結果報告時間(至急) |
90分 |
検査目的 |
血清中抗ストレプトリジンO抗体(ASO)の測定 |
臨床的意義 |
溶血性レンサ球菌(溶レン菌)は、ヒツジ血液を加えた血液寒天培地上で溶血を起こすことから、このような名称で呼ばれている。A群溶レン菌の産生する菌体外成分(毒素や酵素)に対する抗体として、ASO、ASKなどがある。溶レン菌感染後、1週間目ごろから上昇しはじめ3~5週で最高値に達する。その後、数ヶ月かけて値は下降する。一般に、咽頭の溶レン菌感染では要請率は高く、皮膚の溶レン菌感染では低いといわれている。 |
異常値所見 |
高値:咽頭や皮膚などの溶レン菌感染(扁桃咽頭炎、猩紅熱、丹毒、敗血症、膿痂疹など)、続発症(リウマチ熱、急性糸球体腎炎)、溶レン菌感染症後反応性関節炎(PSRA)、PANDAS |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
サンプルの種類 |
血清、その他
*その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
サンプリング量;300μL |
検査上の注意 |
・高齢者では免疫能が低下しているために抗体価は上昇しないことが多いので、年齢に注意する。
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その他情報 |
検査法履歴
1996/09/07~2001/02/23
ラテックス免疫比ろう法(BN2)
0~300IU/mL
n=35
r=0.998
y=1.027x+1.777
(x:BN2 y:BNA)
1982/06/01~1988/02/28
毒素中和反応法
臨床参考値:成人 160倍以下
小児 240倍以下
(Todd単位)
1965~1982/05/31
Rantz-Randall法
臨床参考値:166 Todd単位以下 |