血清アミロイドA蛋白 |
略 称 |
SAA |
担当検査室 |
生化学( TEL:2494,2495 ) |
至急指定 |
不可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
2~4時間 |
結果報告時間(至急) |
90分 |
検査目的 |
血清または血漿中アミロイドA蛋白(SAA)の測定 |
臨床的意義 |
SAAは、感染症や組織傷害に反応したマクロファージが産出するIL-1、IL-6、TNFなどのサイトカインの作用で肝において合成される。SAA値の増減は炎症の程度と、それに相応した炎症性サイトカインの増減を反映している。SAAの上昇は炎症となるイベントの発生の早くて3時間後、遅くても6時間後には明確になる。ピークに達するのは2、3日後になる。CRPと挙動はほぼ一致するが、低値域では、SAAのほうがもともとの基礎レベルが高いため、異常の検出感度が高い。したがって、炎症の初期、回復期などCRPの値が低すぎるという印象をもつ際に測定してみるのもよい。 |
異常値所見 |
高値:炎症性疾患、ウイルス性感染症、SLE、悪性腫瘍、動脈硬化性疾患、肥満、
脂質異常症、糖尿病、リウマチ性疾患 |
保険情報 |
適用あり(CRP同時測定時は必要なもの
のみ) |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
サンプルの種類 |
血清、血漿、その他
*その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
サンプリング量;300μL |
その他情報 |
検査法履歴
2001/02/01~2004/02/29
ラテックス免疫比濁法(H7170)
0~10.0μg/mL
r=0.998
y=1.072x+2.211
(x:従来法)
~2001/01/31
ラテックス免疫比ろう法(LX-M) |