| LDL-コレステロール |
略 称 |
LDL-C |
| 担当検査室 |
生化学（ TEL:2494,2495 ） |
至急指定 |
可 |
| 時間外 |
なし |
| 結果報告時間（普通） |
2～4時間 |
結果報告時間（至急） |
90分 |
| 検査目的 |
血清又は血漿中のLDL-コレステロールの測定 |
| 臨床的意義 |
血中の脂質は蛋白質と結合したリポ蛋白の形をとり存在している。リポ蛋白の種類は、比重により大別され、HDLで1.063～1.21、LDLで1.006～1.063、VLDLで1.006～0.96、カイロミクロンで0.96以下とされる。LDLの蛋白部分の大半はアポB、脂質部分ではコレステロールの量が多いのが特徴的といえる。LDL(低比重リポ蛋白)はコレステロールを末梢細胞に運搬する働きを持つが、血中のLDL-Cの増加は冠動脈疾患の危険因子としてよく知られている。LDL-Cの低下は冠動脈疾患の発生予防・再発防止に大きく関与していることが示唆されている。 |
| 異常値所見 |
高値：Ⅱa，Ⅱb型高リポタンパク血症，ネフローゼ症候群，糖尿病，甲状腺機能低下症（高コレステロール血症，冠動脈疾患，動脈硬化性疾患）
低値：無リポタンパク血症，低リポタンパク血症，肝硬変症，甲状腺機能亢進症，CETP欠損症 |
| 保険情報 |
LDL-Cに加えて，TC，HDL-Cの依頼がある場合は2項目までしか適用にならない。 |
| 採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
| サンプルの種類 |
血清または血しょう、その他は参考値とする
必要量：300μL |
| 測定日情報 |
毎日 |
| 検査上の注意 |
空腹時採血が望ましい |
| 測定に及ぼす諸因子 |
年齢、性などの因子の影響を受ける。 |
| その他情報 |
1999/06/26~2008/01/31
酵素的測定法（日立7170）
70～139mg/dL
y＝1.013x-0.113
（x：従来法 y：新法） |