| 総胆汁酸 |
略 称 |
TBA |
| 担当検査室 |
生化学（ TEL:2494,2495 ） |
至急指定 |
不可 |
| 時間外 |
なし |
| 結果報告時間（普通） |
2～4時間 |
結果報告時間（至急） |
90分 |
| 検査目的 |
血清中総胆汁酸の測定 |
| 臨床的意義 |
空腹時血清総胆汁酸は肝胆道疾患で上昇するため、肝機能検査の一つとして利用されている。血中上昇の程度は急性肝炎初期や閉塞性黄疸において著明高度である。肝硬変症では中等度、慢性肝炎では軽度である。しかし測定値は疾患群内の変動幅が大きく、疾患群間にオーバーラップが存在するため鑑別診断的意義は乏しく、肝障害を検出するスクリーニングテストとして評価されている。 |
| 異常値所見 |
高値：急性肝炎、慢性活動性肝炎、慢性非活動性肝炎、劇症肝炎、代償性肝硬変症、非代償
性肝硬変症、肝癌、肝内性胆汁うっ滞、肝外性胆汁うっ滞、体質性黄疸 |
| 保険情報 |
適用あり |
| オーター情報 |
入力可 |
| 採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
| サンプルの種類 |
血清、その他
＊その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
サンプリング量；300μL |
| 患者準備，採取･提出上の注意 |
空腹時採血 |
| 測定に及ぼす諸因子 |
血清胆汁酸は食事により上昇するので注意が必要 |