マグネシウム(Mg) 略 称 Mg
担当検査室 生化学( TEL:2494,2495 ) 至急指定
時間外 あり
結果報告時間(普通) 2~4時間 結果報告時間(至急) 90分
検査目的 血清中、血漿中のマグネシウムの測定
臨床的意義 マグネシウムは生体内で4番目に多い陽イオンで、体内で多種多様の生物学的作用の作働過程、ことに酵素活性やエネルギー代謝に基本的な役割をする重要な成分で、成長と生命維持に不可欠である。
マグネシウムはその調節機構により、恒常性を有し、異常値を示すことは一般に少ないと言われているが、高値を示すときには、過剰摂取、腎臓障害、アジソン病などが考えられ、低値を示すときには、摂取不足、腸管よりの吸収障害、低蛋白血症、アルコール中毒症などが考えられる。
異常値所見 <血液>
高値:筋力低下、四肢麻痺、精神鈍麻、深部腱反射低下、徐脈、完全房室ブロック、心停止。
低値:テタニー、痙攣、不整脈、頻脈。

保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 茶栓分離剤入り採血管
サンプルの種類 血清、血漿、髄液、胸水、腹水、尿、その他
フッ化ナトリウム、EDTA加血漿は負誤差を与えるので使用しない。
髄液、胸水、腹水、その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
必要量:300μL
測定日情報 毎日
患者準備,採取・提出上の注意 ・溶血していた場合、必要に応じて再採血の依頼をする
検査上の注意 女性は性周期で変化し、月経時で最も高値を示す。
その他情報 ・検査法履歴
2011/01/04~2016/08/31
キレ-ト(キシリジルブル-)法(日立LABOSPECT-008)
2.0~2.6 mg/dL 
従来法との相関
r=0.992
y=0.983x+0.090
(x:従来法)
・時間外検査
測定法はルーチンと同様(日立LABOSPECT-008 タイプ1) これより以前の臨床参考値はその他情報へ
2000/09/01~2011/01/03
キレート(キシリジルブルー)法(日立7600)
従来法との相関
r=0.897
y=1.234x+0.096
1998/11/28~2000/08/31
酵素法(日立7600)
従来法(日立7450)との相関
r=0.9773
y=0.986x-0.024
 (y:日立7450)
1989年1月4日~1992年7月7日
日立7150
1992/07/08~1998/11/27 酵素法(日立7450)

検査法(最新) 酵素法(日立LABOSPECT-008α) 2023/01/04 ~ 現 在
臨床参考値(最新) 1.8~2.4mg/dL
従来法との相関
y=0.99x+0.06
r=0.994
(x:日立LABOSPECT-008)
・時間外検査
測定法はルーチンと同様(日立LABOSPECT-008 タイプ1)
検査法(前回) 酵素法(日立LABOSPECT-008) 2018/08/01 ~ 2023/01/03
臨床参考値(前回) 1.8~2.4mg/dL
従来法との相関
y=1.015x+0.001
r=0.995
(x:従来法)
・時間外検査
 測定法はルーチンと同様(日立LABOSPECT-008 タイプ1)
検査法(前々回) 酵素法(日立LABOSPECT-008) 2016/09/01 ~ 2018/07/31
臨床参考値(前々回) 2.0~2.6mg/dL
従来法との相関
y=1.053x-0.152
r=0.997
(x:従来法)
・時間外検査
 測定法はルーチンと同様(日立LABOSPECT-008 タイプ1)




MegaOak基準値マスタ一覧

世代 開始日 終了日 開始年齢 終了年齢 基準日(男) 基準日(女)
0 2018/08/01 2099/12/31     1.8-2.4 1.8-2.4
1 2000/09/01 2018/07/31     2.0-2.6 2.0-2.6
2 1998/11/28 2000/08/31     1.6-2.4 1.6-2.4
3 1992/07/08 1998/11/27     1.5-2.2 1.5-2.2
4 1985/03/18 1992/07/07     1.6-2.1 1.6-2.1
5 1900/01/01 1985/03/17     1.6-2.1 1.6-2.1