| 鉄 |
略 称 |
FE |
| 担当検査室 |
生化学（ TEL:2494,2495 ） |
至急指定 |
可 |
| 時間外 |
なし |
| 結果報告時間（普通） |
2～4時間 |
結果報告時間（至急） |
90分 |
| 検査目的 |
血清又は血漿中の鉄の測定 |
| 臨床的意義 |
体内における鉄の役割はすべて細胞呼吸に関連している。
すなわち、鉄はヘモグロビン、ミオグロビン、チトクロームやカタラーゼ・ペルオキシダーゼの構成成分である。
その他の鉄はすべて蛋白に結合しており、鉄の貯蔵および運搬に役立っている。
・日内変動があり，朝最高となり次第に低下し夜間最低となる。早朝空腹時採血が望ましく時間を定めて行う。
・性差あり。（男性＞女性） |
| 異常値所見 |
高値：多量の輸血、ヘモクロマトーシス、再生不良性貧血、急性肝炎
低値：鉄欠乏製貧血、慢性失血、真性多血症、慢性全身性疾患、トランスフェリン欠乏症。栄養不良、腸吸収不良症候群 |
| 保険情報 |
適用あり |
| オーター情報 |
入力可 |
| 採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
| サンプルの種類 |
血清、髄液、胸水、腹水、尿、その他
EDTA（抗凝固剤）は、負の影響を与えるので使用できない。
髄液、胸水、腹水、尿、その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
必要量：300μL |
| 測定日情報 |
毎日測定 |
| 患者準備，採取･提出上の注意 |
・溶血していた場合、必要に応じて再採血の依頼をする |
| 測定に及ぼす諸因子 |
・赤血球中のヘモグロビンとして存在するため溶血により高値となる。また採血にも注意し，採血針もあまり細いものは使用しない。 |
| その他情報 |
検査法履歴
1998/11/28~2011/01/03
ニトロソPSAP法（日立7600）
M 50～210 μg/dL
F 30～190 μg/dL
従来法（ニトロソPSAP法：COBAS MIRA）との相関
r＝0．9989
y＝1．07x-3．01
（ｘ：COBAS MIRA）
1989/04/12～1998/11/27
ニトロソPSAP法（COBAS MIRA）
従来法（ニトロソPSAP法：）との相関
r＝0．999
y＝1．015x＋1．983
（x：COBAS：MIRA）
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