CK-MB |
略 称 |
CK-MB |
担当検査室 |
生化学( TEL:2494,2495 ) |
至急指定 |
可 |
時間外 |
あり |
結果報告時間(普通) |
2~4時間 |
結果報告時間(至急) |
90分 |
検査目的 |
血清又は血漿中のCK-MBの測定 |
臨床的意義 |
CKはM型(筋型)とB型(脳型)の2種類の2種類のサブユニットからなる二量体で、分子量は約
82kDaであり、細胞質上清分画に存在するCKには、CK-BB、CK-MB、CK-MMの3種のアイソザイムが
存在する。CK-BBは主として脳に、CK-MMは骨格筋に存在し、CK-MBは混合型で心筋に最も高濃度に
存在している。血清中CK-MBは心筋梗塞発作後4~8時間で増加し、24時間で最大となり、3日間
上昇が認められることが多い。急性心筋梗塞における早期診断には免疫阻害法と免疫学的測定法が
適しており、電気泳動法は異常CKの解析に利用されている。 |
異常値所見 |
高値:心筋梗塞、骨格筋障害 |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
サンプルの種類 |
血清又は血しょう、その他は参考値とする
必要量:300μL |
測定日情報 |
毎日 |
検査上の注意 |
・CK-MB活性測定法(免疫阻害法)ではCK-BBやマクロCKが検体中に含まれると見かけの上昇を呈する。0.3<MB/CKの時はCKアイソザイムで確認する。 CK-MB蛋白量測定法(ラテックス比濁法)ではCK-MBに特異的なモノクローナル抗体を用いて免疫学的手法でCK-MBを蛋白量として定量する。 |
その他情報 |
・アラート報告値:40.0ng/mL以上
・検査法履歴
1986年3月1日~1992年7月7日
免疫阻害法 日立705 30℃
1992/07/08~1998/11/27
免疫阻害法(日立7450)
1998/11/28~2002/07/31
免疫阻害法(日立7600) 2002/08/01~2011/01/03 従来法との相関 r=0.982 y=0.900x-1.128 (x:従来法) 時間外検査 検査法はルーチンと同様(H7180)
2014/04/01~2017/01/03<BR>免疫阻害法(日立LABOSPECT-008)<BR>従来法との相関
r=0.973
y=1.00x-0.69
(x:従来法)
時間外検査
検査法はルーチンと同様(日立LABOSPECT-008 タイプ1)
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