CA19-9 略 称 CA19-9
担当検査室 生化学( TEL:2494,2495 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 2~4時間 結果報告時間(至急) 120分
検査目的 血清又は血漿中のCA19-9の測定。
測定結果は、臨床上の疾病等の診断補助に使用される。
臨床的意義 CA19-9とはKoprowskiらが大腸癌培養細胞SW1116をマウスに免疫して作成したモノクローナル抗 体NS19-9の認識する糖鎖のことである。
血清の測定では大腸癌、各種の消化器癌、膵癌、胆管癌 の患者に高頻度かつ高濃度に抗原が検出される。
この抗原は[Gal1-3GlcNAc]の繰り返し構造(Ⅰ 型糖鎖)を基本骨格とするルイスA(Lea)の血液型糖鎖にシアル酸が結合したシアリルルイスAで、 血清中には分子量500万以上の巨大シアロムチンとして他の糖鎖とともに存在する。
抗原は正常胎 児および成人の唾液腺、胆管系および膵管系上皮の組織中に微量に検出され、癌では膵・胆管系、 消化管系などの癌で多く産生される。
異常値所見 高値:膵臓癌、胆道癌、進行消化管癌、卵巣癌、進行肺癌、胆石症、胆管炎
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 茶栓分離剤入り採血管
サンプルの種類 血清、血漿、その他
  ただし、髄液、胸水、腹水、尿、その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
必要量:450μL
測定日情報 毎日
検査上の注意 血液:茶栓分離剤入り採血管
その他:緑栓スピッツ
その他情報 ・検査法履歴
 1988年4月~1991年9月25日   RIAサンドイッチ法
 1995年9月2日~2001年3月2日
  EIA(AxSYM)
r=0.995
y=1.488x-7.266
(y;Imx)  2001/03/03~2005/11/30
  CLIA(アーキテクト)
   0~37.0 U/mL
   r=0.984
   y=0.988x+0.827
     (x;AxSYM)
2005/12/01~2017/01/02
   CLIA(アーキテクト)
   0~37.0 U/mL
   r=0.872
   y=3.694x+253.492
    (x;従来試薬)

検査法(最新) CLIA 2022/05/06 ~ 現 在
臨床参考値(最新) ・CLIA(Alinity i)
・37.0 U/mL以下
・r=0.99
・y=1.03x+1.15
(x;アーキテクトi2000SR y;Alinity i)
検査法(前回) CLIA 2019/07/01 ~ 2022/05/05
臨床参考値(前回) ・CLIA(アーキテクトi2000SR)
・37.0 U/mL以下
検査法(前々回) CLIA 2017/01/03 ~ 2019/06/30
臨床参考値(前々回) ・CLIA(アーキテクトi2000SR)
・0~37.0 U/mL
  r=0.995
  y=0.99x-1.02
    (x;アーキテクト)
これ以前はその他の情報を参照




MegaOak基準値マスタ一覧

世代 開始日 終了日 開始年齢 終了年齢 基準日(男) 基準日(女)
0 2019/07/01 2099/12/31     <=37.0 <=37.0
1 1995/09/02 2019/06/30     0.0-37.0 0.0-37.0
2 1900/01/01 1995/09/01     0.0-50.0 0.0-50.0