前立腺特異抗原(PSA) 略 称 PSA
担当検査室 生化学( TEL:2494,2495 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 2~4時間 結果報告時間(至急) 120分
検査目的 化学発光免疫測定法(CLIA法)を用いた血清又は血漿中のPSAの測定。
測定結果は、臨床上の疾病等の診断補助に使用される。
臨床的意義 PSAは、セリンプロテアーゼであり、現在知られている3種の組織カリクレインファミリーのうちの一つ、hK3に相当する。
前立腺上皮細胞で生成され、腺腔に分泌されたproPSAが主にhK2により活性型PSAになり生理活性を発揮する。
PSAの基準値は全年齢で4.0ng/mLが一般的に採用されている。
PSAは前立腺臓器特異的ではあるが、前立腺癌特異的ではないために、前立腺癌以外の良性疾患でも上昇が認められる。
異常値所見 高値
①悪性疾患
前立腺癌
②良性疾患
前立腺炎、前立腺肥大、急性尿閉
(生検、尿道カテーテル留置、膀胱鏡検査、前立腺手術)
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 茶栓分離剤入り採血管
サンプルの種類 血清、血漿、その他
  ただし、髄液、胸水、腹水、尿、その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
必要量:450μL
測定日情報 毎日
検査上の注意 その他:緑栓スピッツ
その他情報 ・検査法履歴
 1994/06/04~1999/06/08
  EIA法
   0~10.5 ng/mL
    n=34
    r=0.951
    y=1.137x+0.381
   10.6 ng/mL以上
    n=100
    r=0.975
1999/06/09~2017/01/02
CLIA法(アーキテクト)
0~4.000ng/mL
  0.1~1443.2ng/mLの時
   n=88
   r=0.989
   y=1.010x-4.994
(x;EIA,IMx)
  0.003~0.100ng/mLの時
   n=56
   r=0.917
   y=0.878x-0.004
(x;外注)
    y=1.268x-1.001
(y;外注)

検査法(最新) CLIA法(Alinity i) 2022/05/06 ~ 現 在
臨床参考値(最新) 4.000 ng/mL以下
r=1.00
y=0.94x+0.12
(x;アーキテクトi2000SR y;Alinity i)
検査法(前回) CLIA法(アーキテクトi2000SR) 2019/07/01 ~ 2022/05/05
臨床参考値(前回) 4.000 ng/mL以下
検査法(前々回) CLIA法(アーキテクトi2000SR) 2017/01/03 ~ 2019/06/30
臨床参考値(前々回) 0~4.000ng/mL
 r=0.997
  y=1.01x+0.56
  (x;アーキテクト)
これ以前はその他の情報を参照




MegaOak基準値マスタ一覧

世代 開始日 終了日 開始年齢 終了年齢 基準日(男) 基準日(女)
0 2019/07/01 2099/12/31     <=4.000 なし
1 1999/06/09 2019/06/30     0.000-4.000 なし
2 1900/01/01 1999/06/08     0.0-4.0 0.0-4.0