IGF-1(ソマトメジンC) 略 称 IGF-1
担当検査室 生化学( TEL:2494,2495 ) 至急指定 不可
時間外 なし
結果報告時間(普通) 1~2日 結果報告時間(至急) -
検査目的 血清又は血漿中のインスリン様成長因子I(IGF-1)の測定。
臨床的意義 ソマトメジンC(インスリン様成長因子I:IGF-1)は種々の組織で産生され、成長促進作用、インスリン様作用、細胞の増殖、分化の促進など多様な作用を有するペプタイドである。この血中IGF-1の主なsourceは肝臓であり、肝では成長ホルモン(GH)依存性にIGF-1が産生される。血中IGF-1の測定は主にGH分泌の評価の指標として用いられている。
異常値所見 高値:先端巨大症、下垂体性巨人症
低値:GH分泌不全症や異常GHによるGHの作用の低下による低身長症、甲状腺機能低下症、IGF-1Ⅱ産生膵外腫瘍、肝硬変症、低栄養状態
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 茶栓分離剤入り採血管
サンプルの種類 血清または血漿(ヘパリン、EDTA)
*その他の穿刺液等の測定値は参考値とする。

必要量:350μL
測定日情報 月~金曜日測定
測定に及ぼす諸因子 IGF-1は生下時低く次第に増加し、思春期に達すると成人の基準範囲を超える症例が多い。
さらにIGF-1は加齢により減少するため、IGF-1値を判読する際には年齢を考慮しなければならない。
検体保存情報 血清分離後、15~25℃で24時間、2~8℃で48時間、-20℃(±5℃)で4週間安定

検査法(最新) ECLIA法(cobas8000) 2019/07/01 ~ 現 在
臨床参考値(最新) 臨床参考値
従来法との相関(y:本法、x:外注法(RIA固相法))
n=53
r=0.996
y=1.10x-1.23