25-ヒドロキシビタミンD |
略 称 |
25(OH)D |
担当検査室 |
生化学( TEL:2494,2495 ) |
至急指定 |
不可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
1~2日 |
結果報告時間(至急) |
- |
検査目的 |
血清又は血漿中の25-ヒドロキシビタミンDの測定。
(代謝性骨疾患におけるビタミンD欠乏症の診断及びビタミンD不足状態の判定補助) |
臨床的意義 |
ビタミンDは、主として日光への暴露により皮膚で産生される脂溶性のステロイドホルモン前駆体である。 25(OH)Dは生体内におけるビタミンDの主要な貯蔵形態であることから、全身のビタミンD状態を表す代謝物質として広く認められている。 血中を循環するビタミンDの主要な形態で生物学的には不活性、血中濃度は活性型ビタミンDのほぼ1,000倍、血中半減期は2~3週間である。
ビタミンDの充足状態を評価するために25(OH)Dを測定する。
高Ca血症、低Ca血症、高P血症、低P血症、くる病・骨軟化症の診断・鑑別診断を行う際に測定が必要である。
血清25(OH)D測定によりビタミンD欠乏や不足を除外することは、骨粗鬆症の診断・治療、あるいは原発性副甲状腺機能亢進症の治療方針決定の際にも、重要である。 |
異常値所見 |
高値:ビタミンD中毒症、ビタミンD過剰摂取
低値:ビタミンD欠乏症、ビタミンD不足 |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
サンプルの種類 |
血清または血漿(ヘパリンLi、EDTA-2K、EDTA-3K)
*その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
必要量:350μL |
測定日情報 |
月~金曜日測定 |
検体保存情報 |
血清分離後、20~25℃で8時間、2~8℃で4日間、-20℃(±5℃)で24週間安定 |