ヘモグロビンA1c(HbA1c) 略 称 HbA1C
担当検査室 生化学( TEL:2494,2495 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 2~4時間 結果報告時間(至急) 90分
検査目的 全血中のHbA1c濃度の測定
臨床的意義 HbA1cは過去およそ1~2ヶ月の平均血糖レベルを反映する。正確には血糖の加重平均がHbA1cに影響し、直前1ヶ月の血糖が約50%、その前の1ヶ月が25%、更に前の2ヵ月が25%に寄与する。 慢性の高血糖あるいは低血糖が疑われる場合および糖尿病患者の血糖コントロールを把握する場合に検査する。
異常値所見 高値:糖尿病(1型、2型)
低値:インスリノーマ、肝硬変、溶血
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 灰色栓NaF入り採血管
サンプルの種類 血球

サンプリング量;血球10μL
測定日情報 毎日測定
患者準備,採取・提出上の注意
  • 凝固していた場合、必要に応じて再採血の依頼をする
  • その他情報 1.不安定HbA1cを除去している。
    2.リファレンススタンダードで校正済。
    3.検査法履歴:
    ・1988年8月1日~1993年6月16日
     HPLC法、HbF除去
    ・1993年6月17日~1995年1月27日
     n=20
     r=0.987
     y=1.174x-0.105
     x:本法,安定化HbA1cのみ測定,1点校正
     y:旧法,含不安定Hb,未校正
    ・1995年2月1日~1997年4月1日
     HPLC法
    ・1997年4月2日~2003/08/03
    HPLC法(HLC723GHB5型に測定機更新)
    ・4.3~5.8%
    n=170
    r=0.992
    y=1.047x-0.772
    x:新機,y:従来機

    検査法(最新) 酵素法(LABOSPECT006) 2017/01/14 ~ 現 在
    臨床参考値(最新) ・4.6~6.2%(NGSP値)
    n=100
    r=0.997
    y= 1.059x-0.325
    (x:従来法)
    検査法(前回) ラテックス免疫凝集反応法(DM-JACK) 2012/04/01 ~ 2017/01/13
    臨床参考値(前回) ・4.6~6.2%(NGSP値)
    ・4.3~5.8%(JDS値)
    2012/04/01~10/31 NGSP値は算出値(NGSP値=1.02×JDS値+0.25)
    2012/11/01~NGSP値で値付けされた標準液を用いて校正
     JDS値は算出値(JDS値=0.980×NGSP値-0.245)
    2014/04/01~NGSP値のみ「HbA1c」として表記
    検査法(前々回) ラテックス免疫凝集反応法(DM-JACK) 2003/08/04 ~ 2012/03/31
    臨床参考値(前々回) ・4.3~5.8%




    MegaOak基準値マスタ一覧

    世代 開始日 終了日 開始年齢 終了年齢 基準日(男) 基準日(女)
    0 2017/01/14 9999/12/31     4.6-6.2 4.6-6.2
    1 2014/04/01 2017/01/13     4.6-6.2 4.6-6.2
    2 2012/04/01 2014/03/31     4.6-6.2 4.6-6.2