アルブミン定量(尿) |
略 称 |
U-Alb/C |
担当検査室 |
生化学( TEL:2494,2495 ) |
至急指定 |
可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
2~4時間 |
結果報告時間(至急) |
90分 |
検査目的 |
尿中アルブミンの測定 |
臨床的意義 |
尿中の微量アルブミンは糸球体障害の指標であり、慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、腎硬化症など、糸球体に組織病変をきたす腎疾患患者で尿中に出現する。これらの一次性腎疾患では尿中蛋白(大部分はアルブミン)の検出がきっかけで病気が発見されることが多い。
糖尿病やSLE、アミロイドーシスなど全身疾患の合併症として二次性に腎が冒される場合、通常の検査法でアルブミンが検出された時点ではすでにかなり組織変化が進んでいるが、糖尿病の場合、腎症を早期に発見できれば血糖値を厳密にコントロールすることによって、ある程度腎症の進展を防止しうるので、できるだけ早期に尿中アルブミンを検出することが望ましい。 |
異常値所見 |
高値:急性・慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、腎硬化症、腎盂腎炎、膠原病、全身性血管炎、アミロイドーシス、高血圧症 |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
白栓スピッツ |
サンプルの種類 |
尿
必要量:300μL |
検査上の注意 |
・運動負荷,血圧上昇により尿中アルブミン排泄量増加が起こる。
・測定には蓄尿を用いるが,日常診断では早朝尿のクレアチニン換算値も有用である。 |
その他情報 |
検査法履歴
1987/02/03~1992/01/16
TIA,用手法
1992/01/17~1996/09/06
免疫比ろう法(BNA) |