検査情報システム尿中クロール

尿中クロール		略　称	Ｕ－Cl
担当検査室	生化学（ TEL:2494,2495 ）	至急指定	可
時間外	なし
結果報告時間（普通）	2～4時間	結果報告時間（至急）	90分
検査目的	尿中のクロール(Cl)の測定
臨床的意義	クロールは血清中の最も多い陰イオンである。血清クロール値は、血漿浸透圧の値の影響（ナトリウムと並行して変動する）と、その他のイオンの影響（ナトリウム値との差が変動する）を受けて変化する。ナトリウムや血漿浸透圧の異常をともなわないクロールの異常は、血液ｐHの異常による血清重炭酸イオンの異常やアルブミンの異常によるものが多い。
採取容器名	白栓スピッツ
サンプルの種類	尿、その他は参考値とする。必要量：300μL
測定日情報	毎日
その他情報	・抗凝固剤入り試験管では測定できない。・クロール薬物の干渉（ハロゲン属）による正の誤差が認められる。 1991/11/01～1998/11/27 Na：炎光光度法，Cl：電量滴定法（日立710）従来法（日立750）との相関　　 Na，Clともに　　　y＝1.0x+0 　　（x：日立750，y：日立710）

検査法（最新）	イオン選択電極法（日立LABOSPECT-008α）	2023/01/04　～　現　在
臨床参考値（最新）	クロール：　70～250 mmol/L/日従来法との相関　r＝1.000，y＝1.00x+0.72 （x：日立LABOSPECT-008）時間外検査；日立LABOSPECT-008
検査法（前回）	イオン選択電極法（日立LABOSPECT-008）	2016/10/01　～　2023/01/03
臨床参考値（前回）	クロール：　50～330 mmol/L （共用基準範囲への変更に伴い、単位のみ変更）
検査法（前々回）	イオン選択電極法（日立LABOSPECT-008）	2011/01/04　～　2016/09/30
臨床参考値（前々回）	・クロール：　50～330 mEq/L 従来法との相関　r＝0.998，y＝0.997x+1.698 （x：日立7600）・時間外検査　測定法はルーチンと同様（日立LABOSPECT-008 タイプ1)