クレアチニンクリアランス(24時間法) 略 称 CCR24
担当検査室 生化学( TEL:2494,2495 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 2~4時間 結果報告時間(至急) 90分
検査目的 血中からのクレアチニンの除去速度をクリアランスとして計算式より算出し、糸球体濾過量(GFR)の指標とする。
臨床的意義 血中のクレアチニンは糸球体で制限なく濾過されて原尿中に至り、尿細管での分泌をわずかに受けて最終尿として排泄される。したがって、血中からのクレアチニンの除去速度をクリアランスとして以下の式より算出し、糸球体濾過量(GFR)の指標とする。またGFRは体表面積と相関するため、国際的な平均体表面積(1.73㎡)に補正した値を用いる。
計算式 CCr24h(mL/min/1.73)=〔U-CRE/S-CRE〕×尿量(mL)×〔1/60〕×〔1.73/体表面積〕 ×〔1/24〕
・加齢と共に減少(特に50代,60代)
異常値所見 低値:腎機能障害
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 茶栓分離剤入り採血管(血液),白栓スピッツ(尿)
サンプルの種類 血清、尿
測定日情報 毎日
検査上の注意 ・所定のスケジュ-ルに従い,採血採尿し身長,体重,尿量,採血時間を明記して提出する。

・完全排尿させて,以後の尿を24時間蓄尿する。
・よく混和後,蓄尿量を測定し,その一部をスピッツで提出する
・尿量は正確に測定し,身長,体重と共に記入する
・採血は蓄尿中に行う
・採尿時間は正確にし,ずれた時は,その時間を記入する。
その他情報 正確性を高める目的で,24時間内因性クレアチニンクリアランスも日常よく用いられる方法である。
・検査法履歴  1975/01/04~1987/02/08  Jaffe rate法  単位 l/day

検査法(最新) 酵素法 2005/03/01 ~ 現 在
臨床参考値(最新) M:90~160mL/min/1.73
F:80~146mL/min/1.73
(文献引用) 従来法(日立7600)との相関
  r=0.995
  y=1.029x-0.939
  (x:従来法)
検査法(前回) 酵素法 1998/01/17 ~ 2005/02/28
臨床参考値(前回) M:90~160mL/min/1.73
F:80~146mL/min/1.73
(文献引用)
検査法(前々回) Jaffe rate法 1987/02/09 ~ 1998/01/16
臨床参考値(前々回) M:75~133mL/min/1.73
F:68~122mL/min/1.73
(文献引用)