赤血球数 略 称 RBC
担当検査室 血液( TEL:2425,2751 ) 至急指定
時間外 あり
結果報告時間(普通) 2時間~3時間 結果報告時間(至急) 30分~1時間
検査目的 赤血球数の測定。
臨床的意義 ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、網赤血球数などとあわせて総合的に判断する必要がある。場合によっては白血球数や血小板数も考慮する。

<生理的変動>
①採血時間、季節、気候、食事などによる変動は少ない。
②高地居住は酸素分圧の低下による代償性の増加がみられる。
③大量の発汗、水分摂取制限時は相対的増加がみられる。
④妊娠後半は循環血漿量の増加による相対的減少がみられる。

<評価基準>
①性差、年齢差を認める。
②生下時は高値を示すが生後急速に低下する。小児期は成人よりも低値を示し性差はみられない。老人は成人よりも低値傾向を示す。
③基準範囲以下に減少していれば貧血、基準範囲以上に増加していれば多血症を疑う。赤血球は貧血以外に水血症で減少、多血症以外に循環血漿量減少(脱水)で増加することがある。鉄欠乏性貧血では、ヘモグロビン、ヘマトクリットの低下時に、かならずしも赤血球が減少するとは限らない。多血症には真性多血症以外に二次性に起こるストレス性多血症などがある。
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 紫栓EDTA2K入り採血管
サンプルの種類 EDTA-2K加血液
体腔液

採血量:0.5~2.0mL
患者準備,採取・提出上の注意 凝固していた場合、必要に応じて再採血の依頼をする。
その他情報 貧血や多血症の場合,赤血球数,Hb値, Ht値は,必ずしも並行して変動するとは 限らない。 Wintrobeの赤血球指数 は,これら3者の組み合わせにより算出す る値で,赤血球の平均的な性状を表してい る。
※Wintrobeの赤血球指数
MCV:平均赤血球容積
MCH:平均赤血球血色素量
MCHC:平均赤血球血色素濃度

検査法(最新) 電気抵抗法 2016/10/01 ~ 現 在
臨床参考値(最新) 2016/10/01より共用基準範囲に変更
男性:4.35~5.55×10^6/μL
女性:3.86~4.92×10^6/μL
検査法(前回) 電気抵抗法  ~ 2016/09/30
臨床参考値(前回) 男性;420~550×10^4/μL
女性;380~480×10^4/μL




MegaOak基準値マスタ一覧

世代 開始日 終了日 開始年齢 終了年齢 基準日(男) 基準日(女)
0 2016/10/01 9999/12/31 15歳0ヵ月   4.35-5.55 3.86-4.92
1 2003/09/01 2016/09/30 15歳0ヵ月   4.20-5.50 3.80-4.80
2 1900/01/01 2003/08/31 15歳0ヵ月   4.1-5.5 3.8-4.8