血小板数 |
略 称 |
PLT |
担当検査室 |
血液( TEL:2425,2751 ) |
至急指定 |
可 |
時間外 |
あり |
結果報告時間(普通) |
2時間~3時間 |
結果報告時間(至急) |
30分~1時間 |
検査目的 |
血小板数の測定。 |
臨床的意義 |
1)血小板減少
血小板数100×103/μL以下の状態を指し、出血性素因を示すことがあり、2~3万以下ではかならずどこかに出血が現れる。
①産生低下
先天性:ファンコニー貧血、ウイスコット・アルドリッチ症候群、ベルナール・スーリエ症候群など。
後天性:再生不良性貧血、骨髄繊維症、急性白血病、癌の骨髄転移、放射線障害など。
無効造血:巨赤芽球貧血、MDS、発作性夜間血色素尿症など。
②破壊亢進
免疫性:特発性血小板紫斑病(ITP)、エヴァンス症候群、薬剤アレルギーなど。
非免疫性:播種性血管内凝固(DIC)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、抗リン脂質抗体症候群(APS)、巨大血管腫、感染症など。
③分布異常
脾臓機能亢進症、脾腫、肝硬変など。
2)血小板増加
本態性血小板血症、慢性骨髄性白血病(CML)、真性赤血球増加症、その他骨髄機能亢進がある場合、例えば、摘脾後、出血後、手術後、骨折、急性感染症の極期、悪性腫瘍など。 |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
紫栓EDTA2K入り採血管 |
サンプルの種類 |
EDTA-2K加血液
体腔液
採血量:0.5~2.0mL |
患者準備,採取・提出上の注意 |
凝固していた場合、必要に応じて再採血の依頼をする。 |
その他情報 |
EDTA依存性偽性血小板減少症の検体あるいはその疑いのある場合、ベノジェクトⅡ真空採血管(フッ化Na+クエン酸+クエン酸Na+EDTA-2Na入り採血管:ハイクエ)とEDTA-2K加血を同時採血し提出する。 |