第Ⅸ因子 |
略 称 |
F-9 |
担当検査室 |
血液( TEL:2425,2751 ) |
至急指定 |
不可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
1日~1週間 |
結果報告時間(至急) |
- |
検査目的 |
血液凝固因子第Ⅸ因子活性の定量 |
臨床的意義 |
肝臓で合成されるビタミンK依存性因子の1つ。分子量5.7万の一本鎖糖蛋白で、血漿中濃度は約5μg/mL、Ⅶa/TF/リン脂質複合体あるいはCa2+の存在下で活性化Ⅺ因子(Ⅺa)によって限定分解を受け、活性化第Ⅸ因子(Ⅸa)となる。 |
異常値所見 |
<低下する疾患・病態>
・先天性;血友病B(重症型<1%、中等度型1~5%、軽症型>5%)
・後天性;ビタミンK欠乏症 |
保険情報 |
適用あり
|
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
黒栓クエン酸Na入り採血管 |
サンプルの種類 |
クエン酸血漿
採血量
1.8mL |
測定日情報 |
随時 |
患者準備,採取・提出上の注意 |
採取量厳守
凝固していた場合、必要に応じて再採血の依頼をする。
不安定な凝固因子もあるため、採血後、検体はただちに提出 |
測定に及ぼす諸因子 |
弱い凝固因子抗体保有検体やループスアンチコアグラント陽性検体では、抗凝固因子抗体や抗リン脂質抗体が測定系に影響を与えるために、凝固因子活性は見かけ上低値を示すことがある。
この際、希釈倍率が高くなるほど凝固因子活性の成績は比較的上昇し、凝固一段法の原理上、正確な成績は得られない。 |
その他情報 |
<関連検査項目>
・APTT |