PAS染色 略 称 PAS
担当検査室 血液( TEL:2425,2751 ) 至急指定 不可
時間外 なし
結果報告時間(普通) 1日~1週間 結果報告時間(至急) -
検査目的 白血病における芽球細胞をリンパ性、骨髄性、単球性に鑑別する方法の一つ、赤白血病と巨赤芽球性貧血との鑑別。
臨床的意義 血液細胞では、正常赤血球、赤芽球は陰性、好中球系では骨髄芽球は陰性で成熟するにつれて陽性となる。
好酸球、好塩基球は陽性、単芽球は陰性、成熟単球は陽性を示す。
血小板系は粗大陽性顆粒を認める。
滴状または帯状陽性細胞は、急性リンパ性白血病や悪性リンパ腫に特異的である。
びまん性または微細顆粒状陽性なら急性非リンパ性白血病が考えられる。
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 紫栓EDTA2K入り採血管
サンプルの種類 EDTA-2K加骨髄血

採取量 1~2mL
測定日情報 適時

検査法(最新) 過ヨウ素酸による酸化反応およびSchiff反応  ~ 現 在
臨床参考値(最新) 1) 陽性有無
骨髄芽球 (-) ~ (+)
前骨髄球~後骨髄球 (±) ~ (2+)
弱陽性が多い
好中球 (+) ~ (3+)
好酸球 (±) ~ (+) 弱陽性
異常細胞では強陽性
好塩基球 (+) 顆粒状
単球 (-) ~ (+)
リンパ球 (-) ~ (2+)
形質細胞 (-) ~ (+)
細胞細胞 (-) ~ (2+)
赤芽球 (-)
異常細胞では(1+) ~ (3+)
赤血球 (-)
異常細胞では(1+) ~ (3+)
巨核球 (1+) ~ (3+)
血小板 (+)

2) 陽性態度
① リンパ球:顆粒状(粗大)・塊状
② 骨髄系:びまん性:微細顆粒状・両者の混在
③ 単球系:びまん性:細胞質辺緑部分微細顆粒状
④ 血小板系-巨核球:びまん性・幼弱細胞では顆粒状もみられる
    血小板:びまん性
⑤ 赤血球系:正常細胞陰性