マラリア 略 称 マラリア
担当検査室 血液( TEL:2425,2751 ) 至急指定 不可
時間外 なし
結果報告時間(普通) 2日 結果報告時間(至急) -
検査目的 血液中のマラリア原虫の検出を行うことで診断に役立てる。
臨床的意義 マラリアはハマダラカによって媒介される、熱帯、亜熱帯の発熱性疾患である。
蚊の唾液とともに人体に侵入した原虫は、肝細胞内で10~14日間増殖の後、流血中に入って赤血球に感染し、栄養体、分裂小体を経て増殖を繰り返す。その結果、原虫の増殖サイクルによって、3日ないし4日などの周期的な発熱、悪寒、戦慄症状を呈する。虫体は赤血球内で発育するため、溶血性貧血やビリルビンの上昇といった所見がみられる。

マラリアには次の4種類が知られている。
潜伏期
熱帯熱マラリア 約12日
四日熱マラリア 約1ヶ月
三日熱マラリア 約2週間
卵形マラリア 約2週間
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 紫栓EDTA2K入り採血管
サンプルの種類 EDTA-2K加末梢血

採取量
500μL以上
患者準備,採取・提出上の注意 発熱時に採血するのがのぞましい。
凝固していた場合、必要に応じて再採血の依頼をする。

検査法(最新) ギムザ染色法  ~ 現 在
臨床参考値(最新) 陰性(-)