便ヘモグロビン(定性/定量) |
略 称 |
F-HB定性 |
担当検査室 |
一般検査( TEL:2493,2616 ) |
至急指定 |
可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
2時間 |
結果報告時間(至急) |
60分 |
検査目的 |
下部消化管出血のスクリーニング |
臨床的意義 |
ヒトヘモグトビンに対する特異抗体を使用した免疫法により、主に下部消化管出血の有無の確認を行う。 |
異常値所見 |
陽性:大腸癌、潰瘍性大腸炎、大腸ポリープ、大腸憩室などの下部消化管出血 |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可
外来においては日付未定のオーダとする。
入院においては便を採取後オーダー入力する。 |
採取容器名 |
採便容器(便Hb) |
サンプルの種類 |
糞便
必要量:S採便容器の溝に埋まる程度、水様便の場合は10μL |
患者準備,採取・提出上の注意 |
量不足の場合は採り直しが必要となる |
測定に及ぼす諸因子 |
・上部消化管出血のヘモグロビンは胃液、膵液、腸液中の酸、アルカリ、各種蛋白分解酵素(ペプチターゼなど)
の作用により、腸管通過中にそのグロビン部分が変性、分解を受けて、ヘモグロビンの抗原性を失う。
・下痢便は上記影響を受けにくいため、上部消化管出血にも反応する。
・便秘便、古くなった便は、腸内細菌によりヘモグロビンが変性し、抗原性が失われて、下部消化管出血があっても
偽陰性になることがある。
・痔出血などによる血液混入で陽性を示す。 |
検体保存情報 |
S採便容器に採取後、冷蔵または室温で7日間
白糞便容器で提出の場合は、冷蔵保存で3日間 |