| グルコース定量(髄液) |
略 称 |
L糖 |
| 担当検査室 |
生化学( TEL:2494,2495 ) |
至急指定 |
可 |
| 時間外 |
あり |
| 結果報告時間(普通) |
2~4時間 |
結果報告時間(至急) |
90分 |
| 検査目的 |
髄液中のグルコースの測定 |
| 臨床的意義 |
脳のエネルギーとしては血液から供給されるブドウ糖が重要である。血液から脈絡叢、ニューロン、グリア、毛細血管内皮の細胞膜に存在するトランスポーターを介する拡散により髄液へ糖が移動する。髄液等の絶対値を把握するとともに、血糖値の測定も同時に行いその髄液糖・血糖比を検討すべきである。髄膜炎などで髄液糖が低下する機序は髄腔内で繁殖した細菌や白血球による糖の消費・嫌気的解糖や糖の拡散障害などが考えられている。 |
| 異常値所見 |
高値:糖尿病、脳腫瘍、尿毒症、てんかん、日本脳炎など。
低値:結核性髄膜炎、細菌性髄膜炎、クリプトコッカス髄膜炎など。 |
| 保険情報 |
適用あり |
| オーター情報 |
入力可 |
| 採取容器名 |
緑栓スピッツ(滅菌スピッツ) |
| サンプルの種類 |
髄液
サンプリング量;200μL |
| 測定日情報 |
随時測定 |
| 患者準備,採取・提出上の注意 |
採取後すぐに提出。
血糖値と同時に評価すると診断的価値が高い。 |
| 測定に及ぼす諸因子 |
髄液中の糖は細菌などの解糖作用のため
採取直後より急速に減少する。 |
| その他情報 |
・検査法履歴
1990年4月26日~1998年7月3日 GOD電極法(グルコローダーMKⅡ) |