| グルコース定量（穿刺液） |
略 称 |
穿刺糖 |
| 担当検査室 |
生化学（ TEL:2494,2495 ） |
至急指定 |
可 |
| 時間外 |
あり |
| 結果報告時間（普通） |
2～4時間 |
結果報告時間（至急） |
90分 |
| 検査目的 |
滲出液と漏出液の鑑別 |
| 臨床的意義 |
・胸水は、胸膜腔内に存在する液体であり、健常者でも一側胸膜腔内に平均約2ｍLの胸水が存在する。壁側・臓側胸膜および肺毛細血管圧の上昇（心不全）、毛細血管コロイド浸透圧の減少（低アルブミン血症）などにより、臓側胸膜側でも吸収から漏出への逆転が起こり、漏出性胸水が増加する。また、炎症・腫瘍などで壁側・臓側胸膜および肺毛細血管の浸透圧が亢進し、胸水の蛋白濃度が高くなった結果、毛細血管のコロイド浸透圧による吸収圧が相殺され、滲出性胸水が増加する。
漏出液と滲出液の糖での鑑別としては、漏出液は血清と同じ、浸出液は減少ないし著減する。
・腹水（炎症性）の糖は、細菌や炎症細胞の解糖作用で血糖値よりもきわめて低値を示す。
|
| 異常値所見 |
漏出液：肝硬変、門脈亢進症、うっ血性心不全、ネフローゼ症候群など
滲出液：癌性腹膜炎、細菌性腹膜炎、結核性腹膜炎、急性膵炎など |
| 保険情報 |
適用あり |
| オーター情報 |
入力可 |
| 採取容器名 |
緑栓スピッツ（滅菌スピッツ） |
| サンプルの種類 |
穿刺液（胸水、腹水、関節液）
サンプリング量；200μL |
| 測定日情報 |
随時測定（検体到着後1時間以内） |
| 患者準備，採取･提出上の注意 |
採取後すぐ提出 |
| その他情報 |
・検査法履歴
1990/04/26～1998/07/03
GOD電極法（グルコローダーMKⅡ） |