浸透圧(血液) |
略 称 |
POSM |
担当検査室 |
一般検査( TEL:2493,2616 ) |
至急指定 |
可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
120分 |
結果報告時間(至急) |
60分 |
検査目的 |
体液の濃縮、希釈の程度を明らかにする |
臨床的意義 |
血清と尿の浸透圧はADHなどを介して密接な関係があり、両者を測定することにより体液の濃縮、希釈の程度を明らかにすることができる。血清浸透圧はきわめて狭い領域にコントロールされており、渇中枢による水分摂取の調節と下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンを介した腎からの水分摂取の調節によって恒常性が保たれている。血清浸透圧は、主として電解質濃度(とくにNa、Cl)に関係し、血清の水分量、電解質の変動を総括的に判定するうえで重要な指標となる。 |
異常値所見 |
高値:高ナトリウム血症、高張性脱水、尿崩症(中枢性、腎性)、溶質の負荷(高血糖など)、高張液輸液、薬剤マニトール、口渇中枢障害
低値:低ナトリウム血症、低張性脱水、副腎不全、塩類喪失性腎症、SIADH、うっ血性心不全、肝硬変、低張液輸液、心因性多飲症 |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
サンプルの種類 |
血清
サンプリング量:230μL(最低必要量:200μL) |
測定日情報 |
随時測定 |
患者準備,採取・提出上の注意 |
採血量2ml |
検査上の注意 |
量不足の場合は採り直しが必要となる |
その他情報 |
mOsm/LはmOsm/kg・H2Oとほぼ一致する。
病態を詳しく知るためには負荷試験を行って判断する。 |