精液検査 略 称 ザーメン,スパーム
担当検査室 染色体( TEL:2421 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 10~30分 結果報告時間(至急) 10~30分
検査目的 射精した精液中の精子数、運動率や形などを調べ、男性の受精能を間接的に評価する。
臨床的意義 射精した精液中の精子濃度・精子運動率・精子奇形率などを調べ、この結果のことを「精液所見」という。精液所見をもとに男性の受精能を間接的に評価し、治療方針を決める。
[病態]
前進運動精子の低下:精子無力症
総精子数の低下:乏精子症、無精子症
精子奇形率の上昇:奇形精子症
保険情報 適応あり
オーター情報 入力可
サンプルの種類 サンプル:射出精液
必要量:20μL以上
採取量:全量採取
測定日情報 月~土曜日
検体提出が時間外になる場合は、電話連絡が必要
患者準備,採取・提出上の注意 こぼさないように全量を採取する。
自宅採取時は、温度に留意し、20℃~37℃で保管、運搬する。
コンドームによる採取は、精子の運動率に影響を及ぼす可能性があるため使用しない。
*冬季において精液が低温に暴露されると、精子運動が不可逆に低下するため注意
測定に及ぼす諸因子 コンドームの化学物質が精子の運動率を低下させる。
温度の上昇・低下により精子が死滅する。

検査法(最新) 目視法
容量法
1997/04/11 ~ 現 在
臨床参考値(最新) 精液量 1.5mL以上
精子濃度 1500万/mL以上
精子運動率 32%以上
総精子数 3900万以上
精子奇形率 96%以下